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グリーングリーン ~鐘ノ音ロマンティック~(通常版)

一言で感想を言えと言われたら「最高でした！」と、私は答えます。

今回の“鐘ノ音ロマンティック”は「切なさ」を強調した作品となっていますが、元がもとだけに笑えます。
はじめのうちは笑い笑いの連続ですが、「切なさ」を強調したロマンティックですので、いきなり「切なさ」が顔を出してきます。

枝理さんエンドは本当に感動しましたし、こずえちゃんエンドは内容（特に告白シーン）がいいですし、エピローグもいいものに仕上がっています。
意外性がスゴかったです、ホント。

これは私の意見ですが、どちらを買おうか迷っている方は“鐘ノ音ロマンティック”をオススメします。

　最近、気になっているイ・スギョンさんが出演している、と聞いて初めて見てみました（韓流シネマフェスティバル2009で公開されていた作品だったんですね。未見だったので知りませんでした）。それぞれ（ネガティブな）事情を抱えてフィリピンのボラカイ島（あえて、この場所で撮影したというのは、製作会社側の”狙い”だったと思いますが）に行く（ただし、それぞれのグループの面々のストーリーは全くの別物、というオムニバス映画風な展開）という設定で、ストーリーのメインは現地で初めてお互いが出会って、その後、、という話です。ただの”リゾート地で、本人達が現状から開放されて、はしゃいでる”風な作品になっていないのは、キャラ設定（と各自の韓国にいた時の事情）がしっかりしているからだと思います（中盤で”ヒヤっとさせられる設定”が出てきますが）。でも、一方では”自分もそのリゾート地に行った”かのような疑似体験も出来る作品（韓国映画では珍しい？）とも思いました。作品後半の”それだけではこの映画は終わりません”的な展開も必見な、”見終わった後の、後味が良い”映画です。最近、日本の劇場で公開される韓国映画が”重い内容の作品（でも良い作品があるのも認めますが）”ばかりなので、”たまにはこういう軽いタッチだけど内容のある”作品も日本で公開されればいいのに、とこの作品をDVDで見て思ってしまいました。

ロマンチック・トリガー (白泉社花丸文庫)

＊ネタバレ注意です・・・。

記憶喪失になった聡司が、雛鳥が初めて目にした者を親鳥と思いこむように、優しく接してくれたシリウスを絶対的に信用し頼りにしているのが、本当に可愛いくて・・・萌えました。

本当は上手に感情を表に出す事のできない天才的な化学者ですが、記憶がないせいで自分の感情に無茶苦茶素直で、ピュアでして・・・。（幼子のように感情が無垢です）
シリウスにはもちろんのことですが、シリウス以外の傭兵仲間達に対してもそうなんですから、それを目の当たりにした彼らが皆、即、聡司の虜になるのは仕方ないかも（笑）・・・。
聡司はもう完璧に、彼らの癒しグッズになってた感じですね・・・。

また、シリウスの聡司に対する甘アマな態度には、メロメロさが滲み出ていて・・・。
性格はさっぱりとしながらも、隊長らしく時には冷酷な決断を下せる力を持ち合わせているはずの男が、聡司の前では人間が変わってしまう・・・と仲間の目がまん丸になるほど。。。

そんな仲間達は皆情に熱く、優しさを持っているので、記憶のない聡司に対して、本当に親身に力になってあげています。
（聡司の為にと４人が用意したお掃除ロボットが４台動いている家を想像するだけで、ついつい顔が綻んでしまう位、微笑ましかったです。）
この人達全員がいい人なので、読んでいてとても気持ちが良かったですね。

しかしだんだんと聡司に危険が迫り始め・・・。
聡司の記憶が戻ったら２人の恋はどうなるのか？聡司の命を狙う犯人は？・・・
という謎を追いつつ進んでいくこの話は、最後まで読みごたえがありました。

途中で記憶が戻ってしまい、元の不器用な言動しか出来ない聡司がとても痛々しくてせつない・・・。
それでも、そんな聡司の仕草の一つ一つから、本当の気持ちを見つけ出そうとするシリウスの愛の深さにも感動しました・・・。

傭兵のそれぞれの特技もカッコ良かったですが、やはり一番はシリウスでしょうね。
聡司の代わりに犯人に怒りをぶつける仲間以上に、冷酷な仕打ちのできるシリウスに思わずしびれてしまいました。
イラストも素敵・・・。

読後感も良好な作品ですので、傭兵もの、ピュアな人、記憶喪失ものがお好きな方は是非一読を・・・。

グリーングリーン ~鐘ノ音ロマンティック~ (デラックスパック)

1万本以上販売すれば大ヒットと言われるPCゲーム業界において、それを遥かに凌ぐ数量を販売した2001年度の大ヒット作品が、装いも新たにPS2に登場です。舞台となるのは男だらけの男子校！！ここに試験的に編入してきた個性的な女の子たちとの日常を描く作品です。『グリーングリーン〜鐘ノ音ロマンティック〜』は、PC版『グリーングリーン』の“切ない”部分をより強めた内容となっています。デラックスパックには、特製ドラマCDと「私立鐘ノ音学園」校章ワッペンが付属！！！