Let it BEE! (電撃文庫)
ストーリーは完璧な王道スポーツ物って感じなのですが、
フェンシングと言う普段あまり見掛けることがないジャンルだったからか、飽きることなくすんなりと読むことが出来ました。
またルールや技の種類等の説明は、素人であるヒロインに教えると言う体をなしているので、変に「読者に向けた説明」ばかりにページを割くと言ったこともなく、同じフェンシングに対する知識がない自分でも解りやすく、しつこすぎない感じが好印象でした。
他には、「先端恐怖症」の克服方法やユニークなトレーニング方法など、他作品ではあまりお目にかかれない“個性”があったのも好感触。
それと、試合の描写も中々迫力のある感じで読んでいて楽しかったです。
後は、本作のテーマになっている“成長”に関する部分の描写が中々上手かったように感じました。
実際に変われるか変われないかを考えるよりも、変わりたい!と思う気持ちはやっぱり大切なんだと改めて思いました。
悪かった所はほとんどなかったように感じるのですが、視点がごっちゃ(第三者・本人)になる箇所が少しあったのが気になったくらいでしょうか。
Learning Fencing
英語の辞書片手に訳せる程度の本なので非常に勉強になりました。絵や写真もかなり入っているので視覚的にも理解できます。ただフェンシングの専門的な用語が入っているので、ある程度フェンシングを理解していなと難しいのかもしれません。フェンシングの入門書は日本の出版社から出ていないので、日本語に訳して是非販売して欲しいと思います。
フェイシング・ザ・ジャイアント [DVD]
とてもよかた。[ライフ・エンターテイメント スタッフからのオススメ一言]
みなさんも「青春もの」のドラマを見たりしますか? 私は「金八先生」とか「GTO」なんかを観てたなーと思い出しました。 会社の先輩は「青春とはなんだ」とか「夕日ヶ丘の総理大臣」とか言っていました。さて、この「フェイシング・ザ・ジャイアント」はかなり面白かったです。いわゆる青春ものなのですが、いたるところに聖書のみことばが出てきたり、神様を信じて祈る姿が出てきます。内容は弱小チームのコーチが全てに失望し、そして神様に立ち返る。コーチは牧師のようにチームを励まし、リードしていくというもの。「聖書の中には365回以上『恐れるな』とある、これは神の本音だろう」と言う場面があり、私はそれがとっても心に残りました。バックミュージックとしてCasting Crownsの“Voice of Truth”もこの映画にピッタリ!部活をやっている中高生や若者、会社で戦っている会社員etc... 多くの方に新しいタイプのクリスチャンムービーを見てほしい!アメフト好きじゃなくても絶対楽しめます
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
リヒャルトシュトラウスの作品は聞く気分によっては、非常にクドイと感じるときがあるものですが、この演奏の「英雄の生涯」は非常に聞きやすいです。ラトルはカラヤンと比べると重厚というよりは割とあっさりとした中にアイデアを詰め込む音楽作りをするタイプなので(といっても、ベルリンフィルだからそれなりに重いですが)、曲によっては物足りないと思うときもあります。しかし、この演奏はすごくその辺のバランスが良くて非常に聞きやすいです。
新しい録音で「英雄の生涯」を聞きたい人には是非お勧めです。
太田雄貴「騎士道」―北京五輪フェンシング銀メダリスト
メジャーな野球やサッカーのプロ選手なら自己の技術を磨けばある程度組織が世界へ連れて行ってくれるが、それがマイナースポーツとなると事情が変わる。そのスポーツの組織自体が金欠で代表に選ばれても金のかかることの多いこと(笑)まさに組織と個人が一体となって世界を目指すわけだがその姿は水鳥の水面下の様相、北京のあの成果をさらにたたえたくなる驚愕の一冊。