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韓国語ストーリーBOX 中級レベル―多聴・多読や音読練習にぴったり! (CDブック) 韓国の文化を学びながら学習できるのが楽しい。

各話についている「単語を探そう」とても気に入りました。

可愛いイラストがついていたりと本のデザインも素敵だと思います。

亀治郎の肖像  六月に四代目猿之助を襲名する亀治郎丈の最初のアルバムです。ここ三年くらいの舞台がほぼ収録されており、二十二年の「亀治郎の会」『千本桜』四の切から、猿之助四十八撰含めて、あの、練りこんだ濃密な舞台がよみがえります。関東地区のは全部観たつもりですが、この写真は単なる記録でないのはもちろんのこと、時間差で撮ったものが一枚の中に焼き込まれていたり、大胆な角度からえぐってあったり、ものすごいアップがあったり、わざとブレをにじませたり、写真技術には詳しくありませんが、どれを見ても「絵巻物」「錦絵」として楽しめるような、そんな圧倒的な一冊です。

 水入りもあった「黒手組の助六」、涼しげな「小栗判官」、新春の「八伝」の山道節(蟇六のほうは入っていませんが)、そして驚いたことに、つい半月前に観た山城屋型の「勘平」まで、表情が何枚ももらさずにおさめられています。「勘平」は、音羽屋型とは全く違う、「武士の一分」の強調された演出で、色男というよりあくまで凛々しい勘平の生き様が強くえがかれていて、痛かった・・・

 個人的には三代目猿之助の「ヤマトタケル」初演からずっと澤瀉屋の舞台を観てきて、その壮大な意気と先駆者の志に感ずること久しく、猿之助丈が倒れてからわびしい思いがつのっていましたが、ここ数年の亀治郎丈の伯父写しの活躍が頼もしく、そして襲名が決まったときには、わがことのように嬉しくなりました。
 ときどき、おそろしいほど伯父、猿之助丈と似た表情を見せることがあり、この写真集でも、ふっと流した不敵な目線とか、にっとほお骨をあげた満足したのような笑いとか・・・。

 なお収録作品中『天下茶屋』は最新の浅草公会堂のものではなく、前のこんぴら歌舞伎の写真ですが、亀治郎丈ならではの元右衛門のお茶目な表情が何枚もあるほか、劇場の雰囲気もよく出ています。ほかに蜷川演出の「じゃじゃ馬ならし」や「独楽」「お夏狂乱」「悪太郎」などの舞踊ものも颯爽たる躍動感に満ちています。

 写真を眺めるだけでも美しいのですが、付された短い言葉にも亀治郎丈の強い意気込みとたゆまぬ努力が伝わってきます。三代目の大らかさとまた違って、彫琢した性格表現にリアルさがあり、ことに舞踊の体のキレが抜群である新・猿之助丈に心から期待します。

カメ流 発売時に買った本書を、猿之助襲名を機に読み返してみました。四年前なので、ご本人にもまたいくらか心境の進化がおありと思いますが、改めて、突出する仕事をするアーティストの姿勢、気概に打たれるとともに、自分以外の人の描写をするときの小説のような文章の巧みさにもおどろきました。

「やりなさいと言われることはやらない」「前例がなければ作る」「雑音にはいっさい耳を貸さない」という透徹した澤瀉屋精神を支える、著者なりの健康哲学や精神論は身体化された迫力があり、ふんだんにちりばめられた写真のかずかずも美しく、好奇心あふれる素顔を見せてくれます。

 技の切れ味、一意専心の努力、妥協しない。みずからも「決め手は集中力」という著者ですが、ヤフオクで骨董品を集め(これが、カメ博になったのですね)たり、大河ドラマでのスタッフたちとの思い出など自然体なエッセイもおもしろく、さらに今回特に感心したのは、従兄香川照之さんとの奇蹟的な出会いほか、尊敬する梅原猛氏や大叔母SADAKOさんを描いた部分の小説のような面白さです。

 ことに最後の「道しるべ」。猿之助劇団を抜けるかどうか迷いながら相談に行くと、梅原猛氏は、ちょうど執筆中の本のテーマ、法然上人にのりうつられており、これを歌舞伎の宙乗りでやったらええ、と言い始めるあたりへ、「自分はどうすればいいでしょう」ともちかける著者と梅原氏の会話の何とも言えない呼吸の妙、見事な掌編でした。

新・猿之助となった著者の次なるエッセイ集が八月に刊行とのこと、持役も爆発的に増えたいま、ますます楽しみです。

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