石巻赤十字病院、気仙沼市立病院、東北大学病院が救った命
タイトルにある3つの病院で、あの日そしてその後の数日間を、スタッフたちがどう動いたか、を中心に書かれています。 淡々と事実が語られているにもかかわらず、まるで自分が今、病院の中にいるような臨場感をもって読めました。筆者がいかに、綿密な取材をしたかがわかります。 あれほど、震災関連の特番だらけだったのに、何故こんなすごい人たちがいることをもっと伝えてくれなかったんだろう。いやいや、こういう医師たちがいる限り、日本の医療は大丈夫だと思えました。 震災を遠くに感じ始めた人こそ、読んで欲しいです。冷静に、きちんと震災に向き合えると思います。