しずく (光文社文庫)
「ランドセル」には幼馴染、「灰皿」には老婦人と若い小説家、「木蓮」には三十女と恋人の娘、「影」には旅行者と嘘つき女、「しずく」には2匹のメス猫、「シャワーキャップ」には母と娘という、それぞれの「女同士」が描かれた6つのおはなしが収められています。
好きなのは「灰皿」、「木蓮」、「シャワーキャップ」です。
「灰皿」は、上品な老婦人と、「私がうんこを食べるまで」という作品で賞をとった27歳の小説家の奇妙なやり取りがおもしろかったです。
「木蓮」は、女の本音が見え隠れ、ラストでスッキリ、笑いが込み上げてきました。
「シャワーキャップ」は、屈託のないお母さんのキャラが、何ともかわいくていいなぁ〜って思いました。
おはなしの中で、色んなタイプの女性が登場しましたが、自分に一番近いのは、「木蓮」のぶちきれたあとの三十女といったところでしょうか。
ふくわらい
面白かった。西さんワールド全開で、あっという間に読んでしまいました。登場人物がとにかく個性的で滑稽で でも愛すべき人達で、笑いのツボをツンツン突かれ、、、、参りました。ラッシャー木村を思わせるプロレスラーの廃尊さんが特に気に入りました。主人公の女性としての変化というか成長というか そういうところを描かせたら西さんはホント上手ですね。「こうふくあかの」に通じるプロレスラーへの愛を感じる小説です。「先っちょだけ」のくだりにも笑っちゃいました。 大好きです。
ただ 「漁港の肉子ちゃん」や「通天閣」、「円卓」ほど読後の 何とも言えぬ深み?みたいなものが少ないように、僕は感じました。この辺は好みや個人的思い入れによるところでしょう。
b-side you~B-SIDE COLLECTION~
歌手活動5年目にしてシングルCD13枚
途中からファンになった人がアルバムを集めても
カップリング曲はアルバムに収録されていないものばかり
しかし、今から手に入れるには難しいシングルもある
ということで作ったのがこのCD
「切ない笑顔」から「赤い華」の13枚に
カップリングとして収録された曲ばかりを集めた1枚
時期によって、声があまりに変わっているので
曲とは別に楽しめます
P.S. 評価の点が高くないのは、私がすべてシングルを持っていたからです
さくら
作者の作品は「通天閣」で好感を持ったので、後追いで読んだ。
私自身、兄弟構成がこの小説に出てくる家族と一緒なのだが、
全く共感できる部分が無く、どの登場人物も好きになれなかった。
アーヴィングと表面的には似てるように見えるけど、印象はむしろ真逆。
文通相手と会うシーンなんて、美しくなければ恋愛してはならない、生きてる価値も無い、
とばっさり切り捨てられてるような気分になって不快だった。
でも最終章は疾走感があって、そこまで読み進めた価値があったと思ったので星3つ。
(それにしても文庫版の裏に書いてあるあらすじ、ネタバレが酷すぎるよ〜)
野ブタ。をプロデュース DVD-BOX
正直期待していなかったのに、実にいいドラマ。
最初はただの妙なキャラだった彰が回を重ねる度にどんどん男前になっていく。
野ブタをプロデュースしていくことで、修二と彰も変わっていく。
まだドラマ放映中ですが、早くDVD-BOXが発売されないかな〜と今から楽しみにしています。