フリック 完全版 [DVD]
カンヌでは注目されるのになぜか国内ではさっぱり。そんな映画監督が河瀬直美の他にもう一人いる。小林政広その人だ。“奈良”という日本の原風景を売り物にした河瀬作品とは異なり、小林の作品にはフランス映画を思わせる垢抜けた雰囲気がどこか漂っている。若い頃トリュフォーに憧れて渡仏を果たした経験がいかされているかどうかは定かではないが、フィルム・ノワールをパロったような軽妙な感覚が、好む人には好まれる“通”受けする監督さんである。
映画タイトルの“フリック”とは仏語で刑事のことをさすらしい。妻をシャブ中のヤクザに殺され以来酒浸りの主人公・村田(香川照之)の職業だ。東京のラブホテルでおきた猟奇殺人事件の捜査協力を同僚の滑川(田辺誠一)から依頼され、殺された女が住んでいた苫小牧を2人で訪れるのだが・・・。寂れた町にある安下宿やバーで、村田はひたすら酒を飲みまくる。現実と妄想の境界があいまいになり、次第に同僚の滑川や地元警察さえも疑い出す村田。
最終的には現実と妄想の区別を放棄してしまう映画のプロットは、(デビッド・リンチというよりは)ミヒャエル・ハネケの『ファニー・ゲーム』を思い起こさせる。村田の妄想(あるいは現実)の中で、現地の刑事・佐伯が語った言葉が印象的だ。「真実はいろいろあるけれど、残される事実は一つってことだ」うらぶれた町には場違いなオサレなバーを経営するファム・ファタール役の大塚寧々の存在さえ現実とはいいきれないこの映画において、意外性のあるプロットなど「そんなことはどうでもいいんだ」という気にさせられるファジーさが魅力の1本である。
マイクロソフト ワイヤレス ブルートラック マウス Explorer Touch mouse ブラック U5K-00021
新しいUIなだけに、取っつきは悪いかもしれません。でも、これはいいと思う。個人的にはうまく刺さりました。クセになります。
スクロールには勢いが付けられるので、たくさん画面を送りたいときはホイールよりも気持ちよく動かせます。ストロークが短いながらも、横スクロールも標準で簡単にできるところも気に入りました。
一方、ひと転がりずつ送り込むみたいな、微妙な動きは苦手です。そのとき用に、上側/下側のボタンに「1行動かす」を設定したのですが、Windows/Macともにうまく動作してくれない(無視される)。この点を解決できれば、文句なしなのですが。
ついついいつもスイッチを切り忘れてしまうのですが、1カ月以上、けっこうヘビーに使っていても、付属の電池がまだまだ電池は元気です。電波の通りがいいのかな。こういう環境もありますということで、付け加えておきます。
静電容量式タッチパネル専用タッチペン Touch Wand(タッチワンド)M-type TWM-002BK
というには大げさかもしれませんが、
現時点でここまで軽快に描画ができる製品はないかもしれません。
・iPad2使用。
・保護フィルムは貼っていません。
・利用するアプリは、NoteShelf、SketchBook PRO
ワコムのペンも所持していますが、文字を描くときのスムーズさはこちらが勝ります。
とにかく軽い!筆圧の軽い人にはバッチリオススメできます。
殴り書くようなスピードでも、意外と書けます。
一方で、ポインティングや、ペンのホールド感はワコムが勝っています。
SketchBook PROでの反応も、本製品はとてもスムーズで、筆感覚で絵が描けます。
先が細いですが、寝かして描いてもちゃんと反応します。
キャップがついていて、コンパクトなのもいいですね。
使う際にキャップを開ける動作も、意匠を感じ、男心をくすぐる作りです。
今世にあるスタイラスペンの中でも、トップクラスに入る製品だと思います。
SP176:防指紋抗菌フリックワックス
iPad2、Medias、iPod touchと、一度に三台持ち歩き、基本的に液晶シート嫌いな私。
指紋は確かに気になるんだけど、シートの方が逆にガラスに傷ついたように見えるんだよな。
実際にこの手のガジェットは2・3年が使用期間。だったら、十分にガラスも裸でもちます。
ちゃんと、持ち運びの時にケースに入れたら、ね。
ということで、指紋がつきにくくなる方法を探していて、この商品にたどり着きました。
ほんとに効果あり。ただし、僕は二日に一度くらい、塗り塗りしています。まあ、今までなら一日に何度もマイクロファイバーの布で拭いていたから、その手間を考えればかなりの省エネ。
flick! 7(フリック) (エイムック 2311)
創刊以来、買い続けているガジェット専門誌。自分の中では「WIRED」と並んで、今もっとも楽しみにしている雑誌。今回の特集は、iPhone活用のための実践ノウハウ。iPhoneの素晴らしさがよく分かる。
やっぱり、スマートフォンと言えばiPhone。4S、iOS5は、完成度も高く、周囲のみんながこぞって購入しているのもよく分かるんだけど、人と同じ物を持つのがキライな私は、HTC EVO 3Dを購入してしまった。長い間、W-ZERO3を使ってきた、windowsmobileユーザだったけど、初めてのandroid端末だ。そのAndroidに関する記事も掲載。4.0搭載の端末も気にはなったけど、以前から試してみたかったHTCの端末とWiMAXに惹かれて購入。
その他の記事では、本田直之氏と四角大輔氏の対談がいい。ノマドワーカーの二人のような生活はできないけど、デジタルツールにより、より自由なワークライフが送れることには同感。いい記事でした。