RHAPSODIA ラプソディア (コナミザベスト)
幻水4がレビューで酷評されていたけれど私には面白かったので、これも買ってみました。
シナリオは他の方も書かれているように前半が特に面白く、後半は平凡というか、ありがちな感じです。
SRPGを初めてプレイしたのですが、慣れるととても面白く、最後はシナリオより戦闘にはまってました。
幻水本編とは違い、じっくり戦略を考えながらコマをすすめていく感じの戦闘です。
慣れるまではかなり難しく感じますが(特に最初の頃は操作がよくわからず、自分に向かって魔法を使って死んでたりしました)、戦闘中に中断セーブやリトライを選べるのが便利でした。
他のレビュアーの書かれているように仲間が死んでしまうときがあるので、死なせてしまったら、即リトライして、疲れたら中断セーブして何回でも全員生きてクリアできるまでトライできますので、SRPGが初めてで不安な人も安心してトライできますよ。
またふきだしシステムという初心者にはなにかと戦闘のヒントになり助かるものもあり(前述のような自爆では出ないようですが仲間のときは警告のふきだしが出ます)、戦闘中のセリフがキャラごとに違ったりして面白いので、本当に戦闘が楽しく、戦闘ばかりしてました。
幻水4で108人集めたセーブデータをお持ちの方は特典がよいので是非やってみてください。
Rhapsodia ラプソディア
独自の属性システムが単純ながらも面白くSRPG初心者にも楽しめる内容です。
チュートリアルもしっかりしており、吹きだしシステムも便利でキャラ毎に用意されているのも良かったですね。
やりこみ要素はもう少し欲しいと思いましたが及第点は行っていると思います。
シナリオは最初は面白かったのですが中盤以降だれがち。
幻想水滸伝4をやってないと解り辛い点も多いためシナリオ重視の方には向いていません。
逆に幻想水滸伝4を遊んだ方なら補完の意味も込め楽しめる内容ではあると思います。
音楽もSRPGという分戦闘はながくなりがちですが、それをカバーしようと戦闘曲に力が入ってて聞いていて飽きませんでした。
システム重視の方にお薦め。
ラプソディア
前作から1年弱という短期スパンで発表された山本精一の新作は、様々なグループでの活動を経豊富な音楽素養を備えてきた彼らし
く、細部に音響への強い意識を感じさせながら、ギターを基調にしたフォーク・ロック調のゆったりと美しい作品に仕上がっている。
まずどこに耳が奪われるかというと、山本氏自身の淡々とした歌声そのもの。あまり抑揚をつけることなく、付随する歌詞カードの文字
デザインの様に、等間隔で配置された言葉一つ一つを客観視したように、また歩くような速さでなぞっていく。かと言って音楽が情感に
乏しいというわけではない。飄々としたその語り口には不思議な愛おしさがあり、不意に高音に達する部分では美しささえ感じさせる。
その上で山本氏が多重録音したギター、共演者千住宗臣が敷くドラムビート等多数の芳醇な音が言葉の間を絶妙に埋めていくだけで
なく、抑え気味な声に秘めた激しい感情を代弁しているかのように感じられ、まさに演奏と歌に境目の無い一体感を感じさせる。
作品全体に暗く閉じたものを感じさせるのは、山本氏が発する言葉による処が大きい。8分にも及ぶ大曲「いつものうた」ではフォーク
調に延々と鳴り続けるギターに載せ、外界から隔離された自らの内面で産まれる虚無的な感情を延々と綴るが(「遠い 遠い ことば
なんか」「ひとつきりの 声も 聞こえない」)、それでも尚歌と演奏に惹きつけられるのは音楽自体の説得力の強さだろう。
どこか屈折したものを漂わせながら、歌と楽器が一体となり訴える様々な感情はとても美しく響く。じっくりと耳を傾けて欲しい。
Rhapsodia Original Soundtrack
曲に統一感があったり、音の響きなど
4本編よりも気に入っています。
収録されている曲は割と淡々と進んでいきますが長く聴く事ができて、
ある日ふと思い出した時
「ああ、良い曲だな」と思える様なアルバムだと思います。
また他の方も書かれていますが
15.Rune of Punishmentがとても良い曲で、
これだけでも必聴の価値ありと言えるのではないでしょうか。
個人的には 24.宿屋にて が、2の元曲よりも魅力が増していて
とてもお気に入りです。