東方文花帖 ~ Shoot the Bullet.[同人PCソフト]
カメラで撮影するシステムが斬新でとても爽快です!
しかし、難易度がかなり高い。
3面まではスムーズに進みますが、4面あたりからは鬼畜の一言。(しかも難易度を選べない)
ノーマルシューターでは手も足もでないでしょう
腕に自信のある人はプレイしてはいかがでしょうか?
東方香霖堂 ~Curiosities of Lotus Asia.
オールカラーです。
小説(?)作品でオールカラーってなんじゃらホイ? といった具合ですが、この作品、唖采弦二さんの描く挿絵の数がとても多く、そして美麗です。
小説は掌編の27話構成で、1話につき挿絵が3つ。内1つは1ページを丸々贅沢に使ったカラーイラスト。
カラー208ページで1500円なのでお値段以上でしょう。
紙質も良く、ややもすれば指の節を切ります。痛かった、痛かったよ。
ファンを待たせまくっただけあって、一分の隙もない素晴らしい装丁です。
肝心の内容に触れるのは――いささか野暮な気もしますが、大まかにかい摘むと、
「古道具屋の主人、森近霖之助が、様々な道具や事象について、独断と偏見にまみれた自論をスマートに展開する」話だと思います。的外れだったらごめんなさい。
私見ですが、普通に読んで、1話を読むのに10分くらいでしょう。
指を切らないように注意してください。
ダブルスポイラー ~ 東方文花帖[同人PCソフト]
見た目はシューティングゲームっぽいですが、ショットをガンガン撃って攻撃するシューティングゲームではなく、
プレイヤーは新聞記者「射命丸文」となり、カメラを縦横切り替えながら弾幕をかいくぐって敵に接近したりして、
キレイな弾幕と敵が一緒に写っている写真を一定枚数撮るといった感じのゲームです。
登場キャラクターは主に東方風神録、地霊殿、星蓮船のボス、中ボスがメイン。
風神録ではスペルカードを持たなかった「犬走椛」も登場します。
何回もやられながら、弾幕の仕組みを理解したり、
楽なやり方を見つけたりしてクリアを目指して行くことになります。
こういったあたりに楽しみを感じられる人ならハマれます。
ボス戦のみの弾避けゲームで普通のシューティング好きにはまったくオススメできませんし、
東方シリーズをプレイしている人ですらゲーム性的に好き嫌いがはっきり分かれる作品かと思われます。
ステージは別に順番通りではなく、クリアステージ数などの条件を満たして行けばある程度は飛ばして先のステージに進むことも可能で、ステージ数は100以上あります。
また条件満たすと新キャラも使えます。
同人ゲームである「東方」シリーズのファンブックです。
ファンブックではありますがアンソロジーコミックの類とは違い、頁数の半分は活字による読み物なので読み応えがあります。
とはいえ、随所に美麗な挿絵が挿入されているので、読むのが苦痛になることはないでしょう。
本書では、オリジナルキャラとなる伝統の幻想ブン屋 射命丸 文(しゃめいまる あや)が活躍(?)する漫画に始まり、
この文が書く記事、そしてインタビュー、という形で東方紅魔郷以降の全キャラクターが描かれていきます。
文章は全てZUN氏本人によって書かれているので、違和感を感じること無く、キャラクターの新たな一面を垣間見ることができます。
また、東方を語る際に外せない音楽についてもコラムが豊富に設けられており、楽しめました。
巻末のインタビューでZUN氏は、ゲームを作る際に「世界観」をとても大事にしている、と語っていました。
自分はそこにとても共感し、そして、とても嬉しく思いました。
自分は東方のキャラもストーリーも演出も音楽も弾幕もSTGも全部好きですが、
本当に好きなのは、それらが絡み合って生み出された東方の「世界観」でしたから。
『すでに東方を知っている人が更に深く楽しめるようなものを作りたい』
ZUN氏がそう考えて、この世に生を受けたこの本。
東方が好きな貴方にこそ是非、読んでみてもらいたいと思います。