青春歌年鑑 1975 TOCT10725
「思い出まくら」「面影」ああ、やっぱりいいです。
太田裕美は「木綿のハンカチーフ」ではなく、やはりデビューの
「雨だれ」が最高。当時小学生の私は生意気にも彼女の弾き語りに
心ときめかせたのでした。
山口百恵の言霊を喚起する力はやはりスゴイ。殆ど巫女さんです。
リリエンタールの末裔 (ハヤカワ文庫JA)
短編3、中編1。
「リリエンタールの末裔」は、『華竜の宮』外伝。本編と全く違う少数民族の少年が空にあこがれるリリカルなストーリー。
アニメの「エウレカセブン」の第一話を思い出した。
「マグネフィオ」「ナイト・ブルーの記録」は、マン・マシン・インターフェイスを軸にした断章のような作品。
中編の「幻のクロノメーター」は一転して、19世紀イングランドの並行世界を描いたもの。
どれも魅力的。でも、私は「リリエンタールの末裔から最も鮮やかな印象を受けた。
ばかもの [DVD]
パッケージの気持ちよさそうな内田有紀の表情に釣られて観たけど、心理描写が冴えわたる巧みな演出と、10年の歳月を実際の事件や出来事を背景に進めていくテンポのよいストーリー展開で、拾いもんの1本だった。
ちゃんとした婚約者がいてヒデとは遊びのつもりだった額子。額子に入れ込んで惚れ込んだ挙げ句にポイと捨てられたヒデ。その後、額子にある悲劇が訪れることで、別れはしたが、二人は傷だらけになった心を共有している。それを、額子を登場させず、堕ちていくヒデの姿を丹念に描写することで表わしているのが上手い。そのほうが、10年後の再会がただごとではなくなるもんね。
母親(浅田美代子)や姉、額子の母(古手川祐子)、翔子(白石美帆)、バイト先の料理屋の娘、ユキ(中村ゆり)など、ヒデを取り巻く女たちがみんなやさしい。男だって父親(小林隆)も親友(池内博之)も、料理屋のオヤジも会社の上司も、みんなヒデの味方。ああ、それなのにアル中になってしまう「ばかもの」よ!
いっぽうの額子の哀しすぎる「ばかもの」ぶりは映画のキモなので自分で確かめてください。題名どおり「ばかもの」の話だけど、このばかさ加減は胸に沁みるし、金を払ってまで観る価値が十分にあると思います。
お気楽な学生が額子との別れをきっかけに奈落の底へ突き落とされ地獄を味わうヒデ役の成宮寛貴。そのリアルな変貌ぶりと鬼気迫る熱演は見事。見直しました。ぶっきらぼうな言葉や態度とは裏腹に繊細な女心を隠して不器用に生きる額子役の内田有紀。いい歳の取り方をして、いい女になったもんだ。今後の出演作が楽しみ。
決められた構図にクレーンを使って近づけていく、段取りがミエミエのカメラワークによるラストシーンと、映像からはく離している音楽さえ違ったものになっていたら星5つだったかも。惜しい!
エレガンスの条件 (ブルームブックス)
実用的なことより内面に関することがほとんどで、「エレガンス=素敵、かっこいい」というコンセプトでそれぞれの方が書かれている気がします。職業もばらばらなのでへぇ~と思うようなエピソードがあったり、何人かが同じテーマについて意見を述べるという構成が面白かったです。中村江里子さんも著者のなかにあったので、外国に住んだ日本人に多い外国賛美、日本卑下かな…と思っていたのですが、そればっかりでもなかったので素直に読めたような気がします。ただこの手のマナー本を好んで読まれる方には、「そんなの当たり前。」と思われる内容もあるかもしれませんので、どちらかと言うと若めの方が社会での心構えとしてや、これから自分を持った素敵な女性になるために読む方がよいのではないかと思います。マダム的なエレガンスを求めている方には向かないと思います。
セレぶり3 DVD-BOX I
妙な番組だと思いながらも、美女3人、ジョナ、ミチコマン、グッチのそれぞれの個性に魅せられ見ているうちにオモシロくなり、金曜の夜の定番に。
セレぶり3に続いて、「モヤモヤサマーズ」と同系列の番組があってそのまま見そうになりがちでした。三人の美女が普段は見せない、妙なテンションで「謎の生物むべんべ?」、「合コンタイガー」、「ジミーヘン」などなどグルグルキマス!、「やっぱり猫が好き」の三人版な感じもして楽しめます、お勧めです。
また、セレぶりタイムスでセレブ御用達の品々の紹介があり、迷わずチェックして参考にしましょう。例えばHbGのキャメロンちゃんのいろいろとか。