図解 白血病・悪性リンパ腫がわかる本―ここまで進んだ最新治療
患者の家族です。悪性リンパ腫の告知を受けてあわてふためいて購入しました。きれいで読みやすい本です。新しい本で、最新情報が多く、治療の側で助けてくれました。患者がベッドの上で読んでいる時、ドクターが見せてと手に取り、本をご覧になったそうですが、これと一緒にあったもう一冊「心配しなくていいですよ。再発・転移悪性リンパ腫」の2冊で、「全部読めば、専門医になれる。」と、励ましてもらったそうです。また、ドクター看護師双方から、勉強している人は治療しやすい、免疫低下中の自己管理もうまくいきやすい、ということでいっしょに本を見て、説明していただいたりしたそうです。(そちらのレビューにも書かせてもらいました。)
白血病についても書かれていますので、悪性リンパ腫に関しては、半分のボリュームですが、それでもたくさんの図解で、病気と治療の理解の助けとなりました。
もっと知りたい白血病治療―患者・家族・ケアにかかわる人のために
サブタイトルにあるように医療従事者でなくとも読めることを念頭においた本です.
白血病の前に造血に関する説明から始まるのでとてもわかりやすい.
普通はここから始まるのが筋かと思ったのですが,
なかなかこんな本に出会えませんでした.
2002年出版なので内容も古くなっていません.
この本を読破してさらに先を学びたい人はこの本の付録を参考にしたり
BloodのArticleを拾い読みするのもいいかと思います.
白血病とはなにか?を知るための要件は充分に満たしているので5点です.
ジョーイ(字幕スーパー版) [VHS]
ストーリーが実話ということもあり現実味があり、非常に感動できます。
白血病のジョーイを取り巻く兄、ジョンをはじめ、その他両親や他の兄弟のどうすることも出来ない無念さ、ジョーイが喜ぶならなんでもしてやりたいと言う優しさが感じられます。
兄ジョンはハイズマンというアメリカ大学フットボールの賞を貰います。
その席でのスピーチで「この賞は自分だけではとれなかった、ジョーイのおかげだ、ジョーイにこのトロフィーをあげようと思う」と泣きながらジョンは言います。
とても作品としてよく出来ていると思いますし、とっても感動できます。
素晴らしい作品です。
企業戦士たちによるプロジェクトとは違い、個人の自由意志が試される内容である。今日では一般的になった骨髄バンクにも、理不尽に煙たがれる時代があった。「そこまでして助かりたいのか!」、そんな罵声を浴びる状況にあって、自由意志、それも無償の善意に支えられる骨髄バンクは如何に成立しえたのか。文字どおり、無名の“地上の星”がこのプロジェクトには強く輝いている。
本田美奈子 BEST★BEST
本田美奈子さんが38歳の若さで、急性骨髄性白血病で急逝されてからついに3年が経過しようとしている。私は、彼女の生前にはあまり熱心なファンではなく、なぜか漫然と遠くから眺めていただけで時を過ごしてしまったが、突然の悲報に接して、あまりのことに気持ちの整理が出来ず、彼女の歌をやっと本格的に聴き始めたのはやっと最近のこと。
彼女の生前からの熱心なファンの皆様とは逆に、クラシック→ミュージカル→ロック→ポップスへと聴き進んで、彼女の歌に対する情熱と誠実さ、歌唱力の高さ、情感のこまやかさ、それに何にも増してその美しく、力強く、可憐で愛らしい歌声の魅力で、今ごろになって急速に彼女のファンになってしまった。特に今さらに驚くのは、まずアイドルと言われた時代からすでに難曲を堂々と歌いこなすポテンシャルの高い歌唱力を身につけていたこと、それにロックからクラシックまで、幅広いジャンルのすべてに対して、それぞれにふさわしい歌唱法を発揮していたことで、歌手・本田美奈子の天才的な実力のほどを改めて見せつけられる思いがした。改めて惜しんでも余りある人を失ってしまったものと思うが、これほどの美しい天才歌手だったからこそ、早く天に召されてしまったのかも知れないが。
彼女のポップス時代のベストアルバムは、2000年前後から今日まで数点が発表されているが、このアルバムが今のところ最新の商品で、内容は彼女がまさに入院・闘病中だった2005年に発表された同じジャケット写真のアルバム『New Best 1500』の内容に“青い週末”、“Help”、“キャンセル”、“孤独なハリケーン”など6曲をプラスした全16曲の構成で、彼女のポップスとロック時代の代表曲を存分に味わうことが出来る。彼女の魅力炸裂の“殺意のバカンス”、“好きと言いなさい”、“Temptation”、“1986年のマリリン”等の代表曲については、今さら説明の必要はあるまい。個人的には特に“The Cross (愛の十字架)”が秀逸と思う。
なお、この商品の歌詞カードは至ってシンプルなつくりで、彼女の写真は収録されていない。
どんなアーティストのものでもそうだが、デビュー当時からの熱心なファンの方々にとっては、とかく“ベスト盤”というものは評価の低いもの−−すでにすべての作品を揃えている方には当然のこと−−だが、私のように、遅れて今ごろになってファンになった立場のものには、こうしたベスト盤の内容もまた新鮮で、その存在はありがたいものである。とにかく、今は帰らぬ本田美奈子さんの作品をもっともっと聴いていたい想いがつのるが、私と同じような気持ちの方には、ぜひ一聴をお勧めしたい。
本田美奈子さん、たくさんのすばらしい優しさと愛情のこもった歌をありがとう。心を込めて。