ジャイアントロボ THE ANIMATION : 地球が静止する日 ― オリジナル・サウンドトラック II
OVAジャイアントロボの2枚目のサントラの復刻版。当時、発売していたアポロン社が倒産し、長い間、幻のCDとなっていた貴重な一品だ。ジャケットは、当時の物とはちがって書き下ろしになっているが、解説自体は全く同じ仕様になっているのが嬉しい。レーベルもシンプルな物になっているので、好みがあるだろう。個人的には、当時の仕様で完全復刻してくれると嬉しかったが、これはこれで斬新なのかもしれない。サウンドは、ワルシャワ国立オーケストラによる、相変わらず素晴らしい内容。特に2は劇中でも盛り上がりが多いので、テンポの良い曲は非常に楽しい。ネットオークションでは、旧版が1万円近くで取り引きされたこともある品だけに、ファンの方は今回の再販を期に、購入されることをお勧めする。
地球の静止する日 [DVD]
正直地球環境の危機や人間の進化により発展させてきて便利さを追求すると同時に環境を破壊してくこともいとわない今の人間社会に一石を投じたかったのかもしれないけど。
妙に盛り上がれそうな設定、SF要素、ドラマ性を持たせておきながら結局活かせていない、そんな内容だった印象です。
地球上の生物がエイリアンによって非難させられる、巨大なロボットが出てきて人間達危うしなど本当にその後の展開がどうなるんだろう?って位色々盛り上がる要素が出てくるので最後のあっけなさにはかなり拍子抜けでした。
まず他の方も言われてるのですが、ヒロインの連れてる子供が結構鼻につき、重要なシーンでも子供の考えでかき乱すのがイライラしてきます。
そしてその子供の部分が何故か結構重要視してるかのような描きこみも疑問に、本当にこのような宇宙人が出てきたら人間はそこまで攻撃的になるだろうかってくらい、宇宙人側が大して行動を移してないのにロボットを捕獲を試みたり、勝手に破壊しようとしたり、また大統領の代理の女性もまた憎たらしい位攻撃的な性格なので好戦的な印象ばかりで人間ってそこまで卑怯か?って見てて思いました。
最後は結局あのロボットも、球体も、ヒロイン達のそんなことな行動で70年間潜入活動してきた仲間の報告も覆され、説得できたのか?ってあっけなくなんだか茶番を見せられたよう。。
終わり方もあっさりとしていて、地球に済む人間達はエイリアンがいなくなった後どうしていくのか?
などのシーンはなくエイリアンが○得して○っていきました〜めでたしめでたし・・・はい終了!
地球環境や人間の行いをもっと訴えたいなら下手なSF要素(ロボットなど)や茶番臭い人間ドラマなどを削ってもっと深刻さを描いていった方が面白かったのではないか。。
なんだか色々詰め込みすぎて最後は無理やりまとめた印象が強い作品だと個人的には感じました。
地球の静止する日 (角川文庫)
今回リメイク上映される「地球の静止する日」「デス・レース」を含む映画化、ドラマ化された9編のSFスリラーのアンソロジーです。
収められているのは・・・
「地球の静止する日」(ハリー・ベイツ)
「デス・レース」(イブ・メルキオー)
「廃墟」(リン・A・ヴェナブル)
「幻の砂丘」(ロッド・サーリング&ウォルター・B・ギブスン)
「アンテオン遊星への道」(ジェリイ・ソール)
「異星獣を追え!」(クリフォード・D・シマック)
「見えざる敵」(ジェリイ・ソール)
「38世紀から来た兵士」(ハーラン・エリスン)
「闘技場(アリーナ)」(フレドリック・ブラウン)
です。
どの作品も個性があって面白いのですが、個人的にはちょっとファンタスティックな「幻の砂丘」が気に入りました。
それ以外も意外な着想や結末が用意されていて、どの作品も短編としての面白さを感じさせてくれます。
地球の静止する日 [DVD]
2008年12月18日(前夜祭として)、地球が静止する日として再び50年以上の歳月を経ってリメイクされる本作。このストーリーは、全人類に対する絶対的な「警告」であり、国や人種を越えた地球規模での和平への道のりと「答え」を出すまでの比喩であり、風刺的な表現であり、各自が感じる「問題」への式であり、1つの残酷なメッセージとして静かに語りかけてくる。
公開当時と、少しも変わらずに現代にも訴えるだけの内容と、少しチープなストーリー展開は素晴らしくも恐ろしく、平和ボケした我々への明確な導きと言える。
2008年版・キアヌが演じる『クラトゥ』、CGで描かれる『ゴート』や戦闘シーンが吉と出るか?
思想や理念の下に、現代にも充分に語りかけるだけの材料がここにある。
みなさんは、どんな瞬間に「平和」を感じますか?。このレビューを読んでいるあなたは、本当に幸せだと言えますか?。
毎日に満たされ、隣にいるパートナーと愛を語っていますか?。
宇宙人が飛来し、我々に警告を促した時に心から信じるだろうか?
僕は
誰の言葉を信じればよいのだろう?
地球が静止する前に、確実に今…僕の心臓が止まりそうだ。。
地球が静止する日 <2枚組特別編>〔初回生産限定〕 [DVD]
57年ぶりのリメイクという事で、撮影技術が格段に進化してるので
確かに映像はすごいと感じます。
訴えようとしている意図は分かりやすかったし、主演はさすがにオーラがあった。
ですが、演出やCGを駆使してもっと面白く出来たんじゃないかと思うくらい
貧相で物足りないストーリーでした。
資源を喰い尽くし、環境を破壊し続ける人間への警鐘というテーマも最近は
使われすぎのような気がしますし、人類の犠牲的精神とか他者への愛とかが
全く描かれてません。
宇宙からきた使者が、なぜ人類にチャンスを与えようと思ったかという理由が
全く伝わってきません。
面白くなかったかと言われるとそんなこともないんですが、
映画館で見るほどではないと思います。