カブトムシとクワガタの最新科学 (メディアファクトリー新書)
大きなクワガタを「作出」することだけにうつつを抜かすような本が溢れているなかで、カブトやクワガタにはもっと面白い秘密が潜んだ世界が広がっていることを教えてくれる良書。
「最新科学」というタイトルにビビらないで、カブト・クワガタに興味をもっている小学校高学年からの子どもにも読んでほしい。夏休みの自由研究のヒントとしてはもちろん、モンスターゲームでねじ曲げられている「進化」についても正しい理解にも導けるだろう。
もちろん、大人のカブト・クワガタ初心者が、自然から限りなく離れて金とノギスの支配するブリーダーの魔道に陥らないためにも、お奨めしたい一冊である。
「かぶくわ」のおおきさにしかきょうみのないひとには、じばっかりでむずかしいかんじに「るび」もふっていないので、おすすめしません。
むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)
虫の顔のドアップ写真絵本ですから、虫嫌いの方は近付かない方がよろしい。虫好きの人はなめるようにご覧下さい。
「こんにちは!」や「やあ!」や「かっこいいでしょ?」などのコメントを読むと、本当にそう言っているように見えてくるから、人間の感性は当てにならなくて楽しいです。
スミナガシって、本当に格好いいなあ。(ひこ・田中)