サイレントヒル
あなたが今までプレイした中で一番怖かったゲームは何ですか? と聞かれて、サイレントヒルの2以降か
サイレンシリーズを挙げた方、この1作目はプレイされましたか?
古いレコードプレイヤーで聴くような哀愁漂うトレモロが印象的なオープニング。個人的にはシリーズで
最高のオープニングだと思います。2もよかったですが。
プレイステーションの画像はHD機も普及しつつある現在ではレトロチックとさえ言われそうですが、
その粗い画質が余計に「見てはいけないもの」を見てしまったような気にさせられます。というか、あまりに
精彩に描いてしまうと怖さが薄れてしまうような気がするのは僕だけでしょうか?
遠い将来、誰かがホラーゲームの歴史を編纂するときがきたら、この作品は古典の名作として名前が挙がる
ことでしょう。
無事エンディングを迎えることができたなら、スタッフロールが終わってからもしばらくそのままで。
サイレントヒルの住人たちが好きになってしまうような仕掛けをスタッフが用意してくれていますから。
SILENT HILL2 ― オリジナル・サウンドトラック
問答無用でトラック1の「Theme of Laura」が素晴らし過ぎる。
ゲームのオープニングムービーでこの曲が流れ、大変印象的だった。
この曲を聴くために、ゲームタイトル画面を何百回も放置して聴いたり、ゲームを始める前にも必ず最低1回は聴いた程…。
正直、あまりにも強烈だったため、カルチャーショックのようなものを受けた。
この曲のために本CDを購入したと言っても過言ではない…。
『2』だけでなく、この曲が「サイレントヒル」の“全て”を語る……とは言い過ぎかもしれないが、その位の力があると思えてならない…。
聴いた回数はゲームやアートDVD等を含め、何千…何万回聴いたかわからない…(CDは毎日/笑)。
『1』のCDもそうだったが“サントラ”という感じではない…。
ゲームをプレイしてない人も、ゲームの世界観や雰囲気を感じられるのでは?と思える程…。
「とにかく聴いてみて、トラック1が最高、いや全曲素晴らしいから、自分で買って聴いて『サイレントヒル』を感じて下さい!!」としか言えない…(苦笑)。
一応、個人的にオススメ!という曲を以下に書いた。
因みに映画『サイレントヒル』で使用された曲も本CDに複数ある。
オリジナルエンドロールの最後(3曲目)に「Theme of Laura」、22「Laura Plays The Piano」が映画の初めと終わり辺りに使用され、非常に印象的だった。
以下オススメ…でも本当は全曲…(苦笑)。
01「Theme of Laura」
08「Null Moon」
09「Heaven's Night」
10「Alone In The Town」
13「The Day Of Night」
14「Block Mind」
15「Magdalene」
19「Silent Heaven」
20「Noone Love You」
21「The Reverse Will」
22「Laura Plays The Piano」
24「True」
25「Betrayal」
26「Black Fairy」
27「Theme of Laura(Reprise)」
30「Promise」
サイレントヒル [DVD]
ゲームの映画化とあって興味があり観ましたが、ゲームそのままでした。
ゲームとの設定と若干の変更点がありますが、あの不安にさせる演出、気持ち悪さがゲームをしている気分になりました。特に冒頭シーンやある人の後姿などそっくりでした。
クリーチャーや表の世界から裏の世界に変わる瞬間など、怖いというより気持ち悪かったです。正直あまりの気持ち悪さに吐きそうになりました。(汚くてすみません)
特典ディスクには映画とゲームのいろいろな比較をしていますので見比べてみると面白いかもしれません。
サイレントヒル2 (コナミノベルス)
ゲームをクリアした、あの時の感情が溢れ返りました…。
エンディングで手紙の全文が読まれた時には、コントローラを手放し、口を押え、かすむ目から涙を拭う事しか出来ませんでした…。
「ジェイムス…私は幸せでした…」という手紙の最後の一文には涙が止まりません…。
『1』に続き、この素晴らしいゲームがノベライズ化され、その感動を再び味わう事が出来、感慨無量です…。
サイレントヒル アルティメット・ボックス [DVD]
まず知っておきたいのは、本作についている付録である、
「ブルーレイディスク」は専用のプレイヤーがないと再生できない。
その表現力の高さは現状最高クラスの映像美を提供してくれるが、
再生デッキ以上に、出力するテレビもハイビジョンテレビであることが必須。
なので「ブルーレイディスク」に興味がなかったり、環境が整っていない方は、
DVDオンリーの物もあるのでそちらを購入するのがいい。
秀逸な作品であることは、『サイレントヒル』シリーズの再現力だけでなく、
映画全体を覆う空気の作り方に現れているように感じた。
ストーリーは突然投げ出された感じがあるが、それこそ本作の真骨頂。
場面を構成する錆びや血糊は人が想像する「嫌悪」「悪意」「恨み」の象徴と言える。
『ヘルレイザー』を知るひとならぜひ見て欲しい。
人が作りだした闇。その世界観は深く、グロテスクなのに魅了するものさえある。
映画が始まった瞬間に流れ始める音楽などはファンにとって嬉しい。
作品中の展開。特に世界が入れ替わる瞬間などは
「来るぞ!」という戦慄が走ると同時に、期待感もある。
ゲーム本編が非常な秀作であったが、映画も非常に素晴らしいものだと思う。
おまけディスクの内容も充実しており、データボックスとしても面白い。
本作に臨んだスタッフの気合を十分に感じるし、
あのグロテスクなクリーチャーがどうやって出来ているか、
それも大変面白いし、感心するばかりである。
映画以上に、その裏舞台のドキュメンタリーも素晴らしい。