TECH GIANイレギュラーズ summer(エンターブレインムック)
キミキスの攻略本『アマガミ オフィシャルコンプリートガイド (単行本(ソフトカバー))』は、ゲーム中に使用されていたイラストシーンが小さく表示されているだけで、攻略本としては満足な完成度ですが、イラストを期待していた人は期待外れな内容でした。
この本は、ゲーム開発前の設定イラストなどを大きく取り扱っており、キミキスのイラストをメインに楽しみたい方には、攻略本よりも十分に満足できる内容だと思います。
バカとテストと召喚獣 (6) (角川コミックス・エース 256-6)
このシリーズの愛読者ならば、おそらく冒頭の2行、主役でもない男女がお互いの名前を呼び合うこの2行(「……」は除く8文字)だけでもぅ笑えることだろう。この2人の未来に幸あれ。今回は「システムの異常から召喚獣がお化けになっちゃうの巻」、「そのついでに肝だめしをするの巻」そして「姫路さん、もの凄く頑張るの巻」である。召喚獣(お化けバージョン)がそれぞれのキャラの特性を象徴しているところがミソ。島田のなんて可哀想過ぎるし、逆に姫路さんのはもっと登場してほしかったくらい。そしてここで一番頑張っているのは、実は絵師さんである。こんなお化けバージョンなんて今後は出てきそうにないのに、例えば【AOI KOGURE】とか【GOZU&MEZU】とか【MIHARU DARKNESS】(コレ凄いよ)とかのデフォルメがしっかり描かれている。そして挿絵では何と言ってもP.39の秀吉の猫又!これはイカン。カワイ過ぎる。さらにP.131……これはヒドイ。そして極めつけはP.175……もぅ勘弁してください……腹が……筋肉痛になるっ!本シリーズで挿絵がどれだけ貢献しているかを改めて実感した次第である。今回は久し振りに召喚獣のバトルが(特に後半で)たっぷりあったし、明久は男を見せたし、ギャグは相変わらず半端ない面白さだしで内容充実の1冊と言えよう。そして忘れてならないのが今回の姫路さん。さすがに島田みたいな正面からではなく側面からのアタックだったが、おそらくあれが姫路さんの精一杯。しかし、明久にとってその破壊力は島田以上だったことだろう。その明久がどこまで受け止めたかは今後の展開で明らかになろうが、姫路さん的にはすべきことをして島田と同じラインに並び立ったという感慨があって、むしろスッキリしたのではなかろうか。この三角関係がより明確になってきた本シリーズの行方が、冒頭の2人ともども楽しみになってきた。
バカとテストと召喚獣 (5) (角川コミックス・エース 256-5)
原作(ライトノベル版)を読んでいないので、コミックス版がどれくらい原作ストーリーを忠実に再現されているかは分かりませんが、少なくともアニメ版より再現されている事は分かります。
アニメ版の良さは、スピーディーなストーリー展開。コミックス版の良さは、アニメ版よりストーリー展開が遅いのですが、その分内容が濃い印象を受けます。
コミックス5巻のストーリー内容は既にアニメ化されているので、アニメ版との違いを探すのが面白いです。