みすてないでデイジー 1 (アスキーコミックス)
核シェルターで育てられたために、世間知らずのマッドサイエンティストになってしまった歩野くんは、社会復帰のために無理やり通わされた学校で、生まれて初めての恋をして‥‥
自分でどうにもできない『恋心』を、「彼女が電波で脳に命令している」考え、「そんな彼女は宇宙人なのだ」と誤解して起こすドタバタが楽しい、SFラブコメディです。
ちょっとだけ、SFや科学に興味があるひとの方が、楽しめるかもしれません。
ひたすら歩野くんがひとみを追い回す1巻と、ひとみが歩野くんに惹かれはじめ、「自分が宇宙人ではない」ことに悩みだす2巻、少し味わいが違いますが、どちらもおすすめです。
みすてないでデイジー 2 (アスキーコミックス)
これは当初ギャグ路線だったのがいつの間にかラブストーリー?に転換されてますね。
もう一体何度読み返したことか。アニメ化記念本や、宝島系の漫画レビュー本に色々と解説がなされているので説明は省きますが、
今の感覚からだととても変なのですが、ヒロインのデイジーこと松沢ひとみは好きでもない歩野が献身的に構ってくれるの(ストーカーそのもの)で、次第にデイジーの方が好意を寄せてしまうんですね。
あれー?と思いつつも、デイジーは自分こそが歩野を救えると心に決め、歩野を解放する。
しかし、歩野は「惚れる」という感情が理解出来ないくせに、今更社会復帰なんか出来るわけないと高を括る構えを見せたのも、
真人間たるデイジーとの触れ合いで社会=人間というものを掴みかけた証なのではないでしょうか。
みすてないでデイジー
このCDが出た時は、貧乏な中学生くらいだったので、とても買えませんでしたが、
いま、買えました。
なつかしいです。
この作品、連載が終わってから何年もたってから、
名作だったので、アニメ化しまして、
見ましたが、実にいい出来でした。
全員がついてこれるストーリーではないので、
知っている人だけ十分なので、
ストーリー解説は省きますが、
CDも実にいい出来です。
最後のデイジーベル(デージー・デージー・ギブミーユアアンサーの歌)は、
てっきり英語だと思っていたのですが、
ばっちり日本語でした。
予算の都合で、日本人歌手を採用せざるを得なくて、
でも英語の歌を歌わせるのは無理だから、
日本語の方を歌わせたのでしょう。
英語の方が聞きたければ、YouTubeで探せば聞けるからいいけど。
(ちなみに、なぜ、デイジー・ベルが主題歌かというと、世界で初めてコンピュターが歌った歌が、デイジー・ベルだからだそうで)
(参考:http://www.youtube.com/watch?v=41U78QP8nBk)
とりあえず、文句なしのできでした。
これまでの中で最も衝撃を受けた作品は類を見ないです。
こんなアニメは特定の嗜好の人間のためにあるようなエロアニメとまごうかたなき内容です。
永野キャラがアニメだと垢抜けてしまうようですが、味はそのまんまなんで良いです。
みすて・ないでデイジー メモリアルブック
中身は濃いです。濃すぎます。
「デイジー」作成秘話なんかも収録されております。
そして、永野のりこの新作描き下ろしもついでに収録されており、なかなか面白いです。
さて、アニメ化の祝福…はあんまりないですね。
応援する人がなんかマニアックすぎて…。