ロックマン ゼクス (1) (BROS.COMICS EX)
原作のゲームが、序盤から終盤までシリアス続きのストーリーなので多少コミカルなシーンを入れたほうが良いのかもしれませんが、ボス戦でギャグっぽいシーンが入ってしまうと、少し緊迫感が薄くなってしまいますね・・・。
元がGBAの「ロックマンゼロシリーズ」というハードな物語とつながっている世界なのでやはりコミック化は難しいのかもしれません。
(現に某雑誌のゼロシリーズのストーリーはひどかったですし)
ですがこのコミックは原作ファンの人も、原作を知らない人も、内容が少年マンガテイストで
なかなかに熱い展開なのでイケると思います。
それにアクションシーンは初の単行本とは思えないほど、作者さんがカッコ良く描かれていて
文句なしです!まさかハイボルト(序盤のボス)の技がこんなに破壊力満点にみえるとは(笑)
おなじみのバスターショットやゼットセイバーの動きもかなり強そうです。
欲を言えばこの物語のキーとなるライブメタル(英雄と呼ばれたレプリロイドの意思の結晶)にもっとセリフがほしかった!あればかなりストーリーに重厚さが出たと思います。
とくにモデルHの元となった四天王ハルピュイアは生前
「自分の正義と忠誠心、そして本当に守るべき存在とはいったい何なのか」という葛藤を持ち続けていたカッコいいキャラなので、原作ゲームではもっとセリフがあったのですが。(悲)
しかし1巻の時点ではライブメタルはまだ3つしか手に入ってないので、スピーディなバトル
シーンと2巻の展開に期待して星4つにします。
ロックマンゼクス アドベント
ロックマンゼクスシリーズ第二弾。
今回はトランス能力でボスキャラに変身する事で、前作以上に
多彩なプレイスタイルを実現可能。当然、秀逸なアクション難易度も健在です。
何より前作での不満要素をほとんど解消している点が評価できます。
人との会話では自動で変身解除、ミッションは初めて行く地域で自動発生する、
タッチスクリーンで変身可能などのユーザーインターフェース側面の考慮、そして
主人公キャラクターも差別化がある程度測られており、話の大筋は同じですが
出生や身分外見、専用OPステージなど、細部にこだわりが感じられます。
何気に前作の主人公を操作する事も途中から可能。
更に今回はボスの倒し方で勲章的なメダルを3種貰える、季節ごとに
手に入るアイテム、あのレトロ風なミニゲーなど、隠し要素もふんだんに
盛り込まれていてやり込み甲斐も倍増しです! 音楽も当然優良の
正にアクションゲーマーには「買い」のゲームかと。
是非マニアモードはクリアして頂きたい所ですね!
ロックマン ゼクス
ロックマンゼロから数百年後の世界が舞台となっている今作。
操作感覚はロックマンゼロと近く、セイバーで斬ったときのバッサリ感も健在です。今作では、状況に応じて様々なタイプに変身(ロックオン)できるため、戦い方は自由。セイバーのみで突き進むも良し、人間状態で無力感を味わうも良し(笑)
変身できるのがゼロシリーズでお馴染みの四天王なのも嬉しいところ。
欠点を挙げるなら、マップが全て繋がっているため目的地までの移動が面倒な点と、セイバーが妙に弱体化してる点ですね。
今作から始めようと思っている方は、是非ゼロシリーズからプレイしてみることをオススメします。
ロックマンゼクス サウンドトラック "ZX TUNES"
前シリーズのロックマンゼロにくらべ明るめな曲が多い印象のアルバムで、新世代のロックマンの若さを感じさせます。
もちろん所謂ロックマン的なハードなメロディも充実していて、期待通りにギターがギュイギュイいって焦燥感を煽ってくれます。
ボーカル曲の「イノセンス」はゲーム中のBGMのアレンジ曲では無くイメージ曲です。