シュヴァリエ Vol.1 [DVD]
フランス革命前夜、秘密警察の騎士、殺された姉、ガーゴイル。
まず映像がきれいです。キャラデザもいわゆるウケを狙ったものではないのがいいです。話の内容は実際の歴史をサスペンス風にアレンジしたものですが、文芸、オカルト、ミステリーが美しく調和していて非常に面白いです。これからの展開が非常に気になります。
主人公のデオンの普段の時とデオン・リアの時のギャップなどキャラクターにも魅力たっぷりで目が離せません。
「シュヴァリエ~絆と報復~」オリジナル・サウンドトラック
亜矢のOVER NIGHTを聞くためだけに購入したのですが,オープニングのBORN/奥田美和子も良い.亜矢の新作を待ちながらこのアルバムを楽しもうと思います.
シュヴァリエ
マンガ・アニメ・小説、この3種類のメディアにて同時進行で制作されているメディアミックス企画である『シュヴァリエ』。
こういった企画の場合、発表媒体こそ違えども、ほぼ同一のストーリーを描くパターンや、いずれかの媒体で人気を得たキャラクターをスピンオフし、一種の外伝的な作品として別メディアにて展開させていくと言う手法、同じ時間軸上の過去、あるいは未来のストーリーをメディアを変えて展開させる…といった内容になる事が多いです。
その場合、元となる作品を熟知していなければ他メディアでの展開もイマイチ楽しめない内容になってしまっていることが非常に多いのですが、この『シュヴァリエ』という企画の場合、原作者・冲方 丁氏のこだわりにより、発表メディア毎の特色を活かした「それぞれが単独で充分に楽しめる」作品を目指しているようです。こういった刺激的な試みは非常に興味深いところです。
この小説版『シュヴァリエ』は時系列的にはコミック版の前日談と言った内容です。コミック版は夢路キリコ氏と言う稀有な描写力を有する描き手に恵まれたバトルモノとして非常に楽しめる作品ですが、そのアクション的な魅力を文章に置き換えただけの作品とはなっていません。どちらかと言うとミステリー的な要素が強い、暗号解読やフーダニットを楽しむ事を主眼とした、あくまで小説としての魅力を追及した作品となっています。
勿論コミック版の語られざる部分を解明する要素もふんだんに有しており、コミック版を知っていても知らなくても充分に楽しめる創りになっている点は大きく評価できると思います。
100%冲方氏の著作とは言えない(このあたりの事情は後記にて説明されています)点が残念と言えば残念ですが、氏の意図は充分に伝わっているようで、実に読み応えのある作品でした。コミック版ファンのみならず、ミステリー物や歴史ロマン物が好きな方になら充分にお薦め出来る一作です。
J.シュトラウス:作品集
カラヤンとベームという巨匠の指揮によるものでどれも素晴らしい。これが、この価格というのはお得だと思う。R.シュトラウスは現代で聞きづらいという印象を持つ人がいるかもしれないが、これはそんなことは感じられない。減点材料としては「アルプス交響曲」と「4つの最後の歌」の歌詞カードがついていないこと。