スパニッシュ・アパートメント [DVD]
個々のキャラクターが面白い。そして無味無臭な人生って、って思っている人にお勧めです。
空気読めないくせに意外に憎めないキャラがいたりして面白かったです。エンディングはちょっとそっけなかったかな。
スパニッシュ・アパートメント [DVD]
フランス人大学生グザビエのスペイン留学の話。6人の若者(あとでもうひとり増える)とのルームシェアがこの作品の肝。フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、デンマーク、ベルギーと、国籍の違うものたちがひとつのアパートに集まっているだけで十分に奇妙なのだから、それをうまく映画にできたらおもしろいに決まっています。
監督のセドリック・クラピッシュは、DVカメラを用いて共同生活を極めて親密に撮ることによって、この作品をありがちな群像劇にすることを避けることに成功している(ちなみに撮影は『アメリ』のドミニク・コラン)。ありきたりな言い方をすれば、「自分探し」、ということになりますが、クラピッシュ作品の常連である、グザビエ役のロマン・デュリスがとてもいいです。あの冴えないダメ男の演技の自然さは素晴らしい。留学生なのに勉強のシーンはほとんど描かれないませんが、恋愛や友情を中心に据えることでグザビエの成長や変化をうまく描けていると思います。レディオヘッドの「No surprises」がグザビエの心理に添うように、効果的に3回にわたって流されますが、それを暗い部屋でベッドに寝転がって聴いているシーンは音楽を聴いて涙したことがある人なら間違いなく共感できるでしょう。何かを始めたいけどいまいち踏み切ることができない人に是非観てもらいたい爽快感のある青春映画。続編の『ロシアン・ドールズ』もまた素晴らしいです。
オリジナル・サウンドトラック スパニッシュ・アパートメント
毎朝気分が落ち込んでいる私に、このCDは生気を与えてくれた!
とまで言えるほど、陽気でアホっぽい音が詰まっています。
聴いていて本当に楽しくなります。とくに好きなのはやっぱり1番。
このサントラを聴いて、アルダグのロックなギターに惹かれてしまった。
しかしタワレコやHMVにも彼らのCDは無く・・
勿論radioheadもいいです。いい曲選んでます。かなりお勧めです。