旺盛な欲望は七分で抑えよ―評伝 昭和の女傑松田妙子
住宅産業に大きな影響力を持つ女性の評伝であることを期待して読みましたが、どちらかというとファミリーの歴史が語られており、肩透かしを喰らった印象です。
また、タイトルが何を意味し、それが松田妙子さんの業績や精神性にどのような影響を与えたかの記述がなく、当惑しました。本文も改行が多く、読みにくいです。
さらに、失礼ながら著者に「木造軸組」の知識があまりないようにお見受けします。ファクトが違っているところがありました。
ただ、松田妙子さんはそれこそ「女傑」と漏れ聞いておりますので、取材には困難があったことが推測され、ご苦労の多いお仕事だったのかとも思います。願わくは、相対的にファミリー部分を少なく、ご本人部分を多く、さらにはファクトチェック(固有名詞含む)の精度を上げてご本の信頼性を上げてくださることを望みます。
Summerin'
発売前からタイトルを見て、これは買いだなと思ってましたが(ただ、コメントとか楽曲が試聴出来ない機種なので前作のREMIXIESの出来で判断するしかなかったのですが)…大正解でした、自分の今年のマスト決定です。
突き抜けるような爽快感のある一曲目から始まって全曲ノンストップで聴けちゃいます!! 特に四曲目の往年の洋楽のカバーがオススメです。 何?!そう来たか…って感じでヤラレました。
勿論、他の曲もいい感じに出来上がってます。 難をいえば曲数が少なめな点かな、でも、そんな事などどうでもよくなってしまう一枚になっています。
夏が来る前に、お早めにどうぞ。
MONO第35回公演「なるべく派手な服を着る」 [DVD]
2011年10月、劇作解体新書という企画に、こちらのMONOの劇作家土田英生さんが出演されていました。
その教材として「なるべく派手な服を着る」の台本をいただいたのですが、会話のリズムやキャラクターの個性が活字からもリアルに想像できるほど秀逸な作品でした。
舞台上ではどのように表現されたのか、どうしても知りたくて本商品を購入いたしました。
劇団のカラーを知らなかったので、イメージとの食い違いはありましたが、とても好感のもてる良い劇団だな、と感じられました。
作品のテーマは家族です。家族という定義は何なのか、色々と考えさせられるテーマですが、小難しいことを考えずに、純粋に楽しめる作品です。
そしてなにより、舞台セットが素晴らしい。
土田さんは舞台セットから脚本を組み立てていくらしいので、作品を担う重要なファクターの一つとして、舞台セットにも注目してほしいと思います。
家をつくって子を失う―中流住宅の歴史 子供部屋を中心に
最初は住宅史から紐解き、当時(明治〜昭和にかけて広く)の世間一般的な考えを
モデルハウス、新聞記事、建築誌などを通して紹介や考察がなされている。
中盤からは、それぞれの時代の子供部屋に対する考えや、設計案について論じている。
終盤は、アンケートや事例を通して、子供部屋を持つ家の現状を述べている。
読んでいて筆者の熱意が伝わるし、建築・教育学の観点からも非常に面白い。
この本の最大の弱点は、現代の住宅に対する現状は記されているが、具体的な対策・間取例が皆無に近いことである。
そのかわり、自分なりの個室に対する考えや意見を持つことはできるかもしれない。
この本の内容が膨大なだけに、最後まで読んでも具体的な解決案が出てこないことに納得いかない人が多いかもしれない。
ただ、それだけ理想の住まいを完成させるのは難しいことなのである。
恋する乙女と守護の楯 ドラマCD~妙子の温泉事件簿~
去年出た作品で結構好きな良作だった恋楯のドラマCDですが妙子は最初多少違和感ありましたが徐々に慣れてきます
雪乃たちも原作どおりに楽しいです、ハリセン出てきたりして。設子さんがやっぱりツボで好きですが全員いい!もちろん妙子はイジられてなんぼ。
今さらですが声優陣、豪華ですよね。好きな方々ばかりです