カム・ラウド
ボーカルにエフェクトかけ過ぎ(笑)
初めはコンパクトな3分ロックを中心に書いていったが、
「それだけじゃつまんなかったから」大胆にもエレクトロニカで解体した本作。
あっちでピコピコ、そっちでギンギン。
こっちで聴こえる歌。
この多面的な音楽が表すのは傷だらけの希望だ。
現実の摩擦を経過したからこそ、より確信へと近づいた。
1作ごとに音楽性の幅を広げ冒険していくVT。
みんなビートルズを尊敬するなら、こうあるべきじゃないだろうか?
先鋭的なのにポップ、
儚いというより危うい美。
盟友カーシヴやブライト・アイズのサドル・クリーク勢、
CYHSやアーケード・ファイアー…
カート・コバーンの死から10年以上、
アメリカのインディシーンはかつてない豊穣の時代だと僕は確信している
Cum Laude
TVTにとって新ドラマー加入後の最初の作品。
ドラムのアグレッシブさとエフェクトを多用した音作りで聞き手を飽きさせません。
しかしこのメンバーならもっといいものを作れそうなので次作への期待を込めて星4つです。
OUT OF THE FIERCE PARADE
何の予備知識もなくたまたま試聴した曲(1曲目のA special gift for you)がお気に入りのColdplayに似た感じなので買ったのですがUSのバンドと知ってびっくり。全体的にはスローテンポで聞かせる曲が中心ですが特にボーカルが美しく、就寝前に落ち着いた曲を聴きたい時にしっとりとした気分にさせてくれます。特に国内盤にプラスされた曲の「Mother of love」はボーイソプラノを思わせるような美声がアコースティックギターの音と絡み合って美しいハーモニーを奏でます。そうかと思えばLastに収録されている「Code Red」のように激しく、でもどこか切ない叫びのような曲もあり今後、私の中で目の話せないバンドとなってしまったことはこのCDを買った大きな収穫でした。