EXITENTIALISM ~出口主義
その後,現在に至るまで,ユキヒロの根強いファンとなった原因のひとつがこの1枚.出会ったのは予備校生のころ.あまりにもカッコイイ.暗くて硬質.知的.軽薄な時代背景の対極に位置した.星5つでは足りない.今,聞きなおしても,やはり最高にアバンギャルド.しかし,CD化されて,音質がやや軟弱に聞こえるのは気のせい?LPのジャケットでは,ポップアート風の大きなキャンバスを背負い,黒のタートルを着て港にたたずむ暗い表情のユキヒロが,印象的でした.
LAST TRAIN TO EXITOWN
1曲目…とにかく最高にいい曲です。詞も曲もアレンジも2人の声のバランスも素晴らしくて、「これぞビートニクス」って感じです。私はこれ1曲だけでも満足。あと、カヴァー曲が入ってますが、こちらはユキヒロさんのファンにはたまらない選曲で、本当に声に合っているな〜と思います。 惜しむらくは、全体的にもう少し鈴木慶一さんのカラーが出るともっと良かったんじゃないかな…と思います。
心に訊く音楽、心に効く音楽 私的名曲ガイドブック (PHP新書)
幸宏さん、素敵な本をありがとう。
紹介されているアルバムで所有してないものは、すべて揃えたいと思います!
幸宏さん、本当にありがとうございます。
そして還暦おめでとうございます。
わたしは今年46歳ですが、中学生時代から貴殿を追い続けています。
素敵に歳を重ねていらっしゃいますね。
またいつか、今度はもっとページ数の多い本を期待しています。
ビートニクス―コヨーテ、荒地を往く
本文のほうは、「ニューヨークシティ再訪」、「ビート、そして反逆の天使たち」、「ケルアック、彼のホームタウン」、「ビートとの対話」という章立てになっています。もちろん「まえがき」、「あとがき」以外のほとんどの文章は、雑誌『THIS』や詩とエッセイ集『ハートランドからの手紙』に収められていたものです。でも、改めてビート・ジェネレーションのレポートとして文章が編集されたことで読むのが便利になりました。そして、やはり佐野さんは積極的に取材・調査も行っているうえに、文章表現も巧みなので、この本を読めば、日本のトップ・レヴェルのロック・ミュージシャンがもっている高い言語表現力や知性を確認できる、と思います。
今回貴重なのは、本文のほうではなく、『Kerouac His Hometown of Lowell』と題された特別付録のDVDのほうです。佐野さんがケルアックの故郷とそこにある墓を訪れた際の記録です。約7分のモノクロ映像にご本人がナレーションを入れています。佐野さんがケルアックの墓を訪れた時の模様は、以前、アルバム『フルーツ』リリース時のヴィデオ・クリップにも使用されました。でも、こういうかたちで独立してケルアックの故郷探訪のドキュメント映像の完全版が出るのは、はじめてのはずです。
アートワークの意匠が同じことを見てもわかるように、本書とCD+DVD『BEATITUDE-Collected Poems and Vision 1985-2003 motoharu sano』とは、詩を扱っている点で、姉妹の関係にあります。併せてお楽しみください。
EXITENTIALIST A GO GO
87年の作品。つまり僕はこのアルバムを23年も聴き続けていることになるんだなぁ
当時、幸宏さんと慶一さんは30代半ばで僕は19歳。ホッコリとして枯れた曲の数々に
「オトナってカッコいい」と思いながら。。。
僕にとっては幸宏さん、慶一さんのそれぞれのソロ・ワークでも(隠れた)最高傑作
廃盤は酷いなぁ。。。
参加メンバーは当然のようにYMO関係の布陣。サカモトさんはストリングス・アレンジ、
ベースは細野さんに小原礼さん、バッキング・ヴォーカルにサンディさん、そして
若き日の小林武史さんがキーボード(当時はサザンのバック・メンバーでもありました)
今のエレクトロニカの、しかも唄モノの始祖と言うべきアルバム。他のビートニクスの
アルバム同様に再発していただき、静かに継承されていくべきアルバムです