オレたち花のバブル組 (文春文庫)
バブルという好景気と不良債権・リストラという不景気の両方を経験しているバブル世代が、銀行や企業の不正に真正面から立ち向かっていくストーリーで一気に読んだ。エリートコースを渡り歩いてきた半沢と、忙しさから病気になって出世コースから外れてしまった近藤、立場が正反対の二人が同期同士でお互いを励ましながら自分が信じる道を貫く様子は読み応えがあった。金融庁の黒崎と半沢の対決はお互い論理的な主張を展開していて読み応えがあったし、銀行内部の不正告発も根回しの様子がリアルに描かれていて最後まで目が離せなかった。特に近藤が銀行員としてのプライド、今まで支えてくれた同期への友情、家族への苦労を天秤にかける場面は緊迫感があってよかった。
ロスジェネの逆襲
痛快!
・でも、なんだかネタバレになりそうなので、書けません。
・半日弱で一気に読み終わりました。
嘆くな、行動せよ!のメッセージがGood。
・半沢格好良し。こういう中年にならねばね。
・「人事が怖くてサラリーマンやってられるか!」
NHK土曜ドラマ 鉄の骨 DVD-BOX
本作は、池井戸潤の『鉄の骨』をドラマ化したものである。2007(平成19)年に名古屋市発注の地下鉄延伸工事をめぐって大林組や清水建設、鹿島建設などのゼネコン5社の営業担当者が逮捕される談合事件があったが、それをモデルにしていると言われている。
物語は、一谷組に勤務して3年目になる富島平太の突然の異動から始まる。勤務を命じられたのは、土木統括本部営業一課。別名、「談合課」と言われる部署であった。そこで富島は、課長の遠藤安男とともに否応なく、建設業界の「闇」に飲み込まれていくことになる。
主演の小池徹平をはじめ、中村敦夫、陣内孝則、豊原功補、カンニング竹山などの個性豊かなキャストの熱演が光る作品であった。とりわけ、談合組織のメンバーは錚々たる顔ぶれである。その存在感は「陰の主役」と言っても過言ではなく、その内部での駆け引きは見物であった。
本作を通して感じたことは、3つある。そもそも「談合」は、建設業界の「知恵」なのだろうか。会社を守り、社員を守り、家族を守るための「必要悪」なのだろうか。その裏で本当に得をしている人間は一体誰なのだろうか。今なお日本社会を蝕み続ける「談合」の一端を垣間見てほしいと思う。
空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
内容は他の方々が書いている通りなんですが、本当にわかりやすくて、ドキドキハラハラさせられて、
泣けて、怒って、ハッピーエンド☆なハリウッド映画みたいな起承転結のしっかりしたエンタメ本です!
社会派ミステリーが好きな方にもニューマンドラマが好きな方にもオススメしたい私のベスト5に入る本です
空飛ぶタイヤ DVD-BOX(3枚組)
テーマがテーマだけに重い展開ですが、とても見応えあり、最後まで見入ってしまいました。
素晴らしい作品だと思います。
組織や企業とは?その中での自分の立場、自分はどうするべきなのか、守るべきものは何なのか、
正しいこととは何か。そんな闘いを描いた作品です。
私はサラリーマンですが、内容になんだかすごくリアリティを感じドキドキしながらみました。
キャラクターも、それぞれ俳優さんたちの個性がでていてよかったと思います。