007/ロシアから愛をこめて (創元推理文庫)
ショーン・コネリー主演の映画『ロシアより愛をこめて』の原作であることは改めて言うまでもないが、原作というよりは原案としたほうが正しい。
この作品に関しては、映画のほうが遥かによくできているし、断トツに面白い。
映画の順番と異なり、この小説はシリーズ第5作だから、中だるみだったのかもしれない。ストーリーに魅力がないのが一番の欠点。ただし、登場人物の描写やアクションシーンはさすがフレミングならでは。映画と違って、かなりローテクで驚く。
本国では私が生まれた年(1957年)に発表されたので、当時の雰囲気を知ることができる。
007 ロシアより愛をこめて アルティメット・エディション [DVD]
story重視(対決する相手は宿敵スペクターですが、罠が二重三重に張り巡らせ頭脳戦、肉弾戦が巧みに織り込まれている)、秘密兵器もアイデア勝負(アタッシュケースのように漫画的な奇抜なものでない)、D.ビアンキも綺麗でR.ムーアのシリーズ以降のような決してお飾りの花ではなく、物語上重要な役割を果たしていること、有名な対決シーンはオリエント急行内ですが、それ以外も至る所に見せ場がある、トルコのノストラジックな雰囲気と主題歌が相まっているなど傑作の名に相応しい名作が新たな形で甦り嬉しく思います。ただ吹き替えは、主役以外も昔のオリジナルにして欲しかったです。
007 ロシアより愛をこめて【字幕ワイド版】 [VHS]
先に『ドクター・ノオ』と『ゴールド・フィンガー』は観ていたが、友人に言わせると「やっぱり、『ロシアより愛をこめて』が一番」とのこと。
確かになかなか堅実な作りで、ボンドガールや悪役にも風格のようなものさえ感じられる。が、こちらがOO7シリーズに期待しているのは、荒唐無稽ともいえるストーリー展開や秘密兵器、そして派手な見せ場の数々。その点では本作はやや地味で、『ゴールド・フィンガー』に軍配は上がる。
但し、ボンドガールのダニエラ・ビアンキ(すごい美人)とロバート・ショーの殺し屋は絶品!スペクターのNo.3という女性悪役も、ちょっとコミカルでなかなかイイ味出している。
007/慰めの報酬
現在大ヒット公開中の映画「慰めの報酬」のゲームがとうとうローカライズされましたね!!
これは正に期待大です!(映画も良かったので)
YouTubeで海外版の動画を見る限り…PS3版Xbox360版Wii版がFPSで
PS2版はTPS みたいです。
勿論どれも楽しそうです。
自分はボンドも一緒に画面に写りこんだTPSが一番楽しいじゃないかと思っています。
007=TPSもあるかもしれませんが…
YouTubeを見る限り、PS2版もなかなか面白そうですよ。
とにかくPlaystation2版のTPSに期待を込めて 星5つで!
ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]
数あるボンドシリーズの中の白眉ではないだろうか。配役、舞台、アクションそして音楽が上々でストーリーともよく合っている。犯罪組織のスペクターがボンドをイスタンブールに誘い出す。罠であることを察知したボンドがいかに包囲網を突破するかが見所でサスペンスも十分だ。
配役では、精悍なショーン・コネリーはもちろんのこと、殺し屋のロバート・ショウとエージェントのペドロ・アルメンダリスが申し分なく、その他も適役揃いだ。アクションは列車内での格闘が力と技をつくしている。小道具の金貨とアタッシュケースも効果的だった。
ストーリーも、その後の突飛で現実離れのしたサーカス的なボンドではなく、生身の人間として描いており、行動にもきちんとした裏づけがある。