1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の題名に惹かれ手に取った、初五十嵐作品。
舞台は阪神淡路大震災、続いて地下鉄サリン事件が起きた1995年。
主人公は、中学浪人の息子がいる44歳の主婦美恵子。
腐れ縁の幼なじみかおりの借金を肩代わりしたことで、コンビニでパートを始める。
前半は、40代主婦の誰もが持っている、自分の力ではどうにもならない現実の鬱屈感、イライラ、迷いを描き、
後半は、そんな4人が「バンドを組んで演奏する」という目標を見つけ、なりふり構わず疾走する。
高校時代、ステージで演奏する先輩や同級生を羨ましく思っていた私。
主人公同様の悩みを抱えた40代主婦であることも重なって、
恵美子が自分のことのように思え、一気に読んでしまいました!
独り言のようなツッコミに噴出しながら、家族の絆・友情・達成感に涙があふれました。
文句なしに面白かったです。
スモーク・オン・ザ・ウォーター~ア・トリビュート・トゥ・ディープ・パープル~(紙ジャケット仕様)
速弾きギタリスト発掘人のMike VarneyプロデュースによるDeep Purpleへの トリビュートアルバムで初盤は1994年発売。何故か今頃になって紙ジャケットでの再発盤。収録曲と演奏者は下記の通り。
1.Speed King / Kelly Keeling & Yngwie Malmsteen
2.Space Truckin' / Kip Winger & Tony Macalpine
3.Stormbringer / John Norum & Glenn Hughes
4.Rat Bat Blue / Ritchie Kotzen
5.Lazy / Yngwie Malmsteen & Joe Lynn Turner
6.Maybe I'm A Leo / Paul Gilbert
7.Smoke On The Water / Robert Mason & Russ Parrish
8.Fireball / Don Dokken & Reb Beach
9.Hush / Jeff Scott Soto & Mike Varney
10.Woman From Tokyo / Tony Harnell & Vinnie Moore
しかし、この組み合わせみると以前に組んだことがあるか後に組むことになるメンバーが多いぞ。JohnとGlennしかり、Rebは一時的だがこの後Dokkenに加入したし、5曲目なんてKey.がJens JohanssonだからRising Forceの再現ですよ? 実際には顔を合わせてないだろうけど。
Yngwieは"Speed King "なんて選曲が彼らしいですね・・・。大方の予想通り、好き勝手に弾いています。彼にとってカバー曲なんてまるで意味がない。(笑) 対照的に比較的原曲に忠実なのがJohn Norum。Glennとのコンビで粘っこいプレイを聴かせてくれます。驚いたのはRitchie KotzenとPaul Gilbertで、それぞれGt.以外にVo.をとっています。なかなかうまい。ただ残念なことに全体のサウンドは立体感がなく浅く薄っぺらな感じ。また一部の曲で微妙にtempoが遅く、グルーヴ感を損ねていると思う。
凄い面子が揃っていて元メンバーもいる。だけどあっさりしすぎていて、高カロリーだけど無味無臭な料理といった感じの作品に仕上がっている。これらは演奏者ではなく、プロデューサーのMike Varneyの責任ではないだろうか。私はDeep PurpleフォロワーであるYngwieやEuropeを聴いてきたのでこの評価だが、リアルタイムで原曲を聴いてきた方はもっと厳しい評価をするのではないか?
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター
働き盛りの30代後半から40代にかけては生活の殆どが仕事になりがちですよね。青春を謳歌していた時のことなど考える暇もないでしょう。そんな忙しい生活を送っていると現実逃避したくなる時もありますよね。だけど現実を考えると中々行動に移せない、しまいには定年まで無駄に時間を費やしてしまうことになる・・・。そんなことをおぼろげに考えている私に「勇気」を与えてくれた1冊です。家庭を持つと友達付き合いも減ってしまいプライベート時間は家族のために費やして当然だと思われがち。話をする人は殆どが会社の人で、毎日に刺激がない!!この主人公の心の葛藤にはうなずけるところが多々あり、その行動力には羨ましささえ感じてしまいます。ルーティン化された日常に変化を求めている方はぜひ一読を。
スモーク・オン・ザ・ウォーター
これ、ワリと有名ですね。つうか、悪名高いっちゅーべきか。
なにしろ、ハウス・ビート(よく知らん)、DJ(よく知らん)にあわせて、
おなじみの歌をギ師匠がお歌いになります。
具体的に言うと、スモコンとBLACK NIGHTです。
いやあ、悪いことはないです。
ノリ自体はとてもよく、ギ様のこの曲の歌唱はもはや達人の極に達しておりますから。
バックがラップだろうが、ブルースだろうが、タンゴだろうが、演歌だろうが、
おそらく、寝言でも歌えるし、潜水しながらでも、メシ食いながらでも、
上手に歌われるでしょう。
ただ、こうも、無意味なバックにうるせえつっこみ入りで延々とやられると、
さすがにアキます。
おそらく、1回だけレコーディングして1曲のギャラで、6つものミックスを作られて、
メダマにされてしまったのではないでしょうか。
師匠のことですから。
製作側としては、オトナしく、シングルCDにしておいたほうが、
話題性優先ということで、スナオにヒットを狙えたかもしれません。
ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター [DVD]
期待せずに入手したのだが、夫婦で見てて結構笑えました。
主婦がバンドを組む話。
キャストを見ずに再生したのだが真矢みきの化けっぷりが誰なのか最初気づきませんでした。
黒木瞳の弾けかた
しずちゃんのブリブリ衣装
女優陣の演技の意外性に引き込まれていった感じです。
練習風景があまり描写されておらず、成長の過程を追うことなくステージのシーンに突入したり、
コンビニ店長がなぜコンビニの床で寝てたか倒れてたのかよくわからないシーンがあり違和感がありました。
映画を楽しむというよりも、好きな女優の役回りを楽しむのに適した映画でなはいでしょうか。
でも続編が出たら見たいと思います。