私たちは繁殖している 11 (ぶんか社コミックス)
やはり今回も自分だけ正しくて元夫が悪い、という愚痴漫画でした。でもずっと買ってきて、ここまできたらどこにたどり着きたいのかを見届けようと思って…。
子育て中ですが、子育て方針に関してはまったく賛同できず、いい反面教師にさせてもらっています。それにしてもほんと娘2と息子2カワイソウ。「ユーヤさんの子だから最悪」的なニュアンスがあり、愛が感じられませんでした。嫌なところを遺伝のせいにしているけど、自分の作った環境は最高と思っているのでしょうね…。他のレビューにもありましたが、一番支配的な、著者の嫌いな「俺が俺が」な人は著者ですもんね〜。
とか言いながら、次も多分買うだろうなあ。読後感は最高に悪いので、私はいらいらしているときに読みます。いらいらが作品にスライドして、忘れられ、そういう意味ではすごい作品!なので星三つ。
「この作品を買った人は〜」にのせられ、吉田戦車の「まんが親」も一緒に買ってしまいました。割と面白かったです。
お前の母ちゃんBitch!【DVD】
本作の発売は東映だが、公開時の配給はアルゴが担当した。
アルゴピクチャーズ。かつては「櫻の園」や「12人の優しい日本人」「ヌードの夜」「夜がまた来る」
などの傑作を製作・配給した気鋭の映画会社だった。
最近は「靖国」騒動みたいな映画の中身以外のところで話題になるくらいで、すっかり面影を無くしていたが、
こういう作品を手掛けるのがアルゴの特徴だ。これを復活の狼煙として評価したい(笑)。
ところで、これアダルトに分類されているが、どう見ても一般映画だろう。
一時期「愛の新世界」もアダルト分類されていたが、再発売版はめでたく一般扱いになった。
そりゃちょっとエッチなシーンもあるが、許容範疇だと思うけれど・・・
そこいらの「着エロ」DVDの方が余計にアダルトなのでは。
内田春菊自らが監督を務めただけあり、俳優陣も一級どころが揃い、チープ感は一切なし。
監督自らオファーを受けた鈴木砂羽は、もともと「愛の新世界」でブッ飛びデビューを果たした女優であり、
こういう世界に戻って来たのが嬉しい(笑)。まあヌードになるのは亜紗美だけで、コトをするのも
コスプレ、という出し惜しみ演技だったが、最近「面白いおばちゃん」的な役柄が多いだけに、
「愛の〜」を未見で本作を初めて観たらビックリするかもしれない。
特典映像には30分ほどのメイキングが収録されている。
撮影は2010年だったので、監督の台本の落書きが「でんこちゃん」なのがある意味印象的だ。
内田監督の人柄がにじみ出る、いいメイキングだと思う。
また本作は「ラブ&エロスコレクション」の1本として公開されたので、他の5本の予告編も
収録されている(製作は全てレジェンドピクチャーズ。あの大傑作「問題のない私たち」で有名)。
星は3つです。
STACY [VHS]
真夜中に、ケ-ブルチャンネルで初めて見たのですが、ホラ-&グロ好きのヒトにはかなり刺激的で良いです!!
もぅしばらく見ていませんが、詳細を見るだけでゾクゾク、ウキウキしてしまいます。
こんな私は以上ですか!?!?
end.
ウォーターボーイズ [DVD]
評判は聞いていたんですが何となく馬鹿にして見てなかった事を恥じいってます。良いです。見終わった時にはお腹の底から爽やかな気持ちにしてくれます。CGを使って何でも有りの映画がやたらと幅をきかせている昨今、この映画は若い出演者達が体を張ってホンモノを見せてくれてます。クライマックスのシンクロのシーンはもちろん、ゲームセンターでリズム感を鍛える為の特訓に5人が踊るシーンとか・・・たぶんもの凄く練習したんでしょう。まだまだベテラン俳優ほどの演技力は無くても、こういう一生懸命さと元気さには素直に感動しました。妻夫木聡も好演ですが玉木宏、大化けする気がします。とにかく、ホント、良い映画です。
おまえの母ちゃんBitch!(2) (ぶんか社コミックス)
選ぶ男性が毎回、かなり腹立たしいヒモ男のようになってしまうらしい、稼ぎのあるシングルマザーである作者が主人公の日記風エッセイ。
旦那が毎回性格の悪い金使いの荒い、ヒモになります。
似た様な経験は繰り返してる風なのに、100%相手のせいってのもなんだか進歩がないんですが。
でも、自分の経験を思い返しても、親からの虐待経験者には、私被害者だよね?みたいな同じような主張を繰り返す人は多いです。典型みたいに見えるけど、今時何とかならんのでしょうか?
不満を持って職場を変えても同じ状況が繰り返されるという、話をふと思い出したりなんかして。
主人公は、恋人との関係を、辛い経験を生かして、用心深く相手を選んでいたようにも見えるんですが、誰かと比較して人付き合いをすると、常に同じ不満を抱く事になる、という話をまた思い出したりなんかして。
また三番目?の配偶者であった男性は男盛りの時間を主人公のヒモのように費やしてしまい、主人公にすっかり嫌われて、初老にさしかかろうという年齢で、アルバイト生活になってしまいます。そこまでされてもまだぶら下がる気のプライドの無さは個人的に迫力を感じました。
主人公は父にそっくりとその方を厭うのですが、私は母親にも充分似ているのでは?と思いました。
まぁ、でも女性が男性に出てけ!ってやる場面はそう見る機会もないので、逆に見るといろいろ考えさせられて面白いです。
前夫はいい年こいて、主人公に拾ってもらった、という表現を恥ずかしげもなくしていたので、スタート時から、なんか、頑張ってる人なのに、いいの?という残念さを持ったんですが、本人的には、前のより充分素晴らしいし、大好きだったみたいですね。
新しい年若い恋人も出現したようですが、経済的に依存してこない事以外、一体何が良くてつき合ってるのかさっぱり見えませんでした。
過去のリセットは誰の為なのか、という事を考えさせられます。