ザ・ロード・ホーム
往年のプログレの名曲は勿論沢山あるんですが、その中の氷山の一角を独自にカバーした形のアルバム。
ドリーム・シアターでキーボードを弾いている人ですが、そのドリーム・シアターよりこの人のソロ・アルバムのほうがおもしろいと個人的には感じます。
ピアノ・ソロ中心のメドレー曲を聴けばわかるように技術的な達者ぶりはかなりのもので、クラシック作品(チャイコフスキーやラフマニノフ、モーツァルト等のピアノ協奏曲)を本格的に録音して欲しいぐらいです(これはマジに聴いてみたい!!やってくれジョーダン)。
全体的に派手な飾り立てが強すぎる(華麗な指さばきで元曲の素敵なフレーズを壊してしまったりとか)傾向があるのが残念な点です。が、プログレ初心者なリスナーにもプログレの魅力は伝わりやすいアルバムだと思います。
リズム・オヴ・タイム
DREAM THEATERのシンセ奏者、ジョーダン・ルーデスのソロ作。2004作
ソロ名義としては4作目となり、今作もプログレッシブで超絶技巧たっぷりの力作だ。
盟友ロッド・モーゲンスタインをドラムに迎え、イスラエル出身の新鋭ギタリスト、ダニエル.Jをはじめ、
ジョー・サトリアーニ、グレッグ・ハウ、ヴィニー・ムーア、スティーヴ・モーズ、キップ・ウインガーら
名うてのゲストが参加し、ハードフュージョンがかった軽やかさとプログレ的な遊び心たっぷりで
楽しませてくれる。テクニカルなことをさらりとやってのけるセンスは相変わらず素晴らしく、
豪華メンバーを従えて、これだけ自由に質の高い作品を作れるシンセ奏者は、
おそらくDEREK SHERINIANとこのルーデスくらいのものだろう。
フィーディング・ザ・ホイール
Jordanのプレイは既に色々なプロジェクトで実証済みですが、
このCDを聴いて思ったのは彼の音楽性の素晴らしさです。
キーボーディストとしてだけではなく、作曲家としても抜群のセンスを持っています。
そしてこの作品は彼の音楽の多様性が存分に発揮されている作品と言えます。
今回は輸入盤ではなく日本盤を購入したのは、
本人による楽曲解説が付いていたからです。
Jordanファンなら読んで損の無い内容になっていますよ。