アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
「アンタッチャブル」は大好きな作品だ。
公開時には身震いがするほど感動したし、DVDも何回も観た。そんな名作のブルーレイ化だ。
これが何とも素晴らしく、恐らく劇場で観た時より凄い(笑)。
デ・パルマの完璧な演出、D・マメットの巧妙かつダイナミックな脚本、E・モリコーネの映画史に残る名スコア、
G・アルマーニのクラシックな衣装、そして禁酒法時代・シカゴの完全・完璧な撮り方・・・
これを傑作と言わずに何というか。
今観るとオールスターだが、俳優でメジャーだったのはデ・ニーロとコネリーだけだったので、誰が命を落とすのか
ハラハラしながら観たのが懐かしい。
中でもA・ガルシアのカッコ良さは群を抜いていた。K・コスナー演じるネスとのコンビも最高。
デ・ニーロの凄み、コネリーの厚み、そしてB・ドラゴの殺気。ド緊張を和らげるC・M・スミスも満点のキャスティング
だった。
映画史に残る「オデッサの階段」を、またしても映画史に残るシーンとした駅での銃撃戦など、もはや伝説の域だ。
メイキング類の新録はないが、カポネ役を最初はボブ・ホスキンスで考えていたことや、ネス役をメル・ギブソンが
断った話など、お宝もののコメントが満載だ。
世の中3Dだらけだが、そのテの作品に飽きた人は是非本作を観返すといい。
遠近感の手法で、いくらでも立体感のある画像は撮れるし、何よりもメガネを掛ける必要が無い。
自分は1930〜40年代のワーナーの暗黒街ものが大好きだが、それらも凌駕する出来栄えは本当に見事。
古い作品だ、と敬遠している人がいれば、それは人生でひとつ損をしています(笑)。
「これぞ映画」という大傑作をぜひ「体感」してほしい。星は文句なく5つです。
アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
~禁酒法時代のギャング映画だど暗いイメージがありますが、この作品は最初から最後迄、本当に圧巻の作品です。
まず主人公のケビン・コスナーは、正義感溢れる本当に良い演技をしています。最高の主演作ではないでしょうか。
対する、悪役ロバート・デ・ニーロは、この役の為に体重を増やして挑んだほどの意欲作で、これまた悪役なのに本当に格好が良い。
~~脇役としては、ショーン・コネリーの渋さと、アンディ・ガルシアの初々しさがたまりません。
ストーリー、映像、音楽が本当にカチッと合わさり、文句の付けようがありません。
そしてこの映画で本当に格好が良いと思っているのは、ジョルジオ・アルマーニの衣装です。これだけの役者ですから、何を着ても格好が良いのは当然なのでしょうが、帽子にスーツ姿~~で、これだけ格好が良く見える映画はありませんね。
また、男性同士の友情にも引かれるのですが、その男達が子供に見せる表情に、グッと引かれるものがあります。男性達が見せる、家族・子供達への愛情表現が、この映画の中で1番格好が良いと感じています。
映画好きなら、必ず買って損の無い作品ですし、観た事が無い人は、是非観て下さい!~
アンタッチャブルズ
前作「Issues」からずいぶん待たされたけど、やっぱりそれだけのものは作ってくれたよ。あれほど、延期延期が続いたのも納得できる。これはすごいわ。ちかごろの、KORNやRAGE AGAINST THE MACHINEなんかの後追いバンドの氾濫に、いいかげんうんざりしていたところだったんだよ。さすが、KORNはやってくれた。
とにかく聴いてみてほしい。そしたら、今氾濫しているKORNのフォロワー達との、格の違いがわかるから。
アンタッチャブル(通常版) [DVD]
パラマウント映画創立75周年記念作品として、往年のTVシリーズを鬼才デ・
パルマが芳醇でクラシックな雰囲気でリメイクした大作。映画的技巧に走り
易い(そして無意味である事が多い)デ・パルマが、奇をてらうことなく、正攻
法の演出で、男たちの熱く、ロマン溢れるドラマを描き出しているのが何よ
り嬉しい。『サボタージュ』や『戦艦ポチョムキン』の稚拙な引用もあるが、
それは余興として無視しよう。本作は、技巧派としての個性を抑え、職人に
徹したデ・パルマの好編だ。
家庭人としてのエリオット・ネス(「部下は結婚していない者がいい」が口癖だ)
は、まさに素朴で、誠実なケビン・コスナーにピッタリの役どころ。彼の生涯
ベストの役の一つであることは間違いない。アイリッシュの実直な警官を演じ
たショーン・コネリーも老練な演技で、オスカーに相応しいもの。アンディ・ガ
ルシアの血気盛んな青年、C・M・スミスの小心者の役人もいい味を出してい
る。各人の個性が存分に生かされた素晴らしいキャスティング。そして、デ・
ニーロのカポネ。『レイジング・ブル』同様、デップリと太り、頭髪まで抜い
た狂気めいたいつもながらの役づくりには脱帽するしかない。
ジョルジオ・アルマーニの豪奢さとシックさを持ち合わせた衣裳が、30年代の
男たちの匂い立つようなダンディズムを引き出すことに一役買っていることも
付け加えておこう。
本DVDは、既発売の本編のみの盤に、新たに特典を収録したもの。この作品の
製作の裏側を知りたいという映画ファンには、満足できる1枚だ。
アンタッチャブル
一曲目にエンディングテーマを持って来る憎い演出!
メインテーマは八曲目に収録!
全曲聞き応え十分ですが
四曲目の死のテーマ(ショーン・コネリーが演じるマローンの落命のシーンの曲)がイチ押しです。