アッシジの聖フランチェスコ
訳がいまいちで文意が不明のことが多々あった。論文の訳ということで、普通に読む本とはちょっと違う感じ。
フランチェスコが、修道会の修業僧ではなく、庶民が、宗教的な仲間としてキリストのような生活をする理想を抱いていたものの、異端にならないためには法王庁と妥協していったことがわかる。
ルネサンス時空の旅人『聖なる都アッシジ物語』 [DVD]
ジョットをご存知の方はもちろん、よく知らない方もこのDVDを観ればきっとジョットを理解しもっと彼の作品が観たくなるはずです。
絵そのものはラファエロやレオナルド・ダ・ヴィンチのように優雅で洗練されたものではないのですが、彼の描く絵には素朴で何か力強さが感じられます。
アッシジにある聖フランチェスコ大聖堂内に描かれた「キリストの生涯」は観るものを敬虔な気持ちにさせてくれます。またパドヴァのスクロベーニ礼拝堂のフレスコ画は圧巻です。一見の価値ありです。
美しいイタリアの風景も素敵です。
奇蹟のカンパネラ
クラシックとしては異例の大ヒットを記録したアルバム。ここにはフジコのソウルがある。特に表題曲(2)は鳥肌が立つ出来。哀愁を帯びた音色が心を突き刺す。(7)などもぞくぞくするし、全体的に見ても、彼女の演奏にはソウルが感じられる。素晴らしい。
須賀敦子のアッシジと丘の町
著者の目を通して、かつて歩んだ須賀敦子にとってのアッシジが今もそこにひっそりと在ることをかんじさせてくれる。美しい写真の数々、静かに語りかけてくる文、アッシジという町をそっくりそのまま伝えてくれる本に出会えた。聖フランシスコの生きた風景、日本人が半日限りで通り過ぎてしまっては出会えない場所や人、私ももう一度アッシジへ行きたくなった。