最驚!ガッツ伝説
ガッツ伝説は、今までも浅草キッドなどに「発見」され続けていたわけだが、
今回はなわのネタがきっかけとなって、こういった本が出版された。
まことに賀すべきことである。
「ネタじゃなゃいのか?」と思える箇所が数ヶ所あるが、やはりこれも
「マジボケ」なのだろう。と思ったらなかなかうならされるコメントも
あったりして、ガッツ海の深さの計り知れなさに呆然とする。
余談だが、本の中でも紹介されてるガッツ監督映画「カンバック」
(カムバックではない)も悶絶級の面白さ。必見。
真田幸村の謀略 [DVD]
「時代考証何ぞ糞食らえ」とばかりに作られた東映のSF時代劇の一本。時代劇にまじめさや正確さを望む人には噴飯ものだが、ここまで劇画調で突き抜ければかえって潔い。何か暗黒卿シスのような怖い顔貌の家康といい、彗星が衝突するハチャメチャなストーリーといい、あっけらかんと純粋に娯楽作品として楽しめばよい。まじめに見ると腹が立つだけ。ただ、真田丸は大阪城の出城のはずだが、なんだかただの山城のようだし、ラストは無人の野(のはずだが)で家康を殺した幸村が直後に銃撃されて終わり(そんな近くに徳川軍がいるなら家康を助けろよ)、ところどころやけっぱちなところも目に付く。東映の作品はいつもそうだが、壮大な嘘をついているからこそもう少し細部まで丁寧に作ってもらいたい。
神様ありがとう俺の人生 (新装版)
亀田VS内藤戦で至極真っ当な論評を寄せていたことで、この人本当はどんな人なんだろう?
と、興味を擽られ購入してみたのだけど、いやまいった。
まさかこんなにも人間臭い人だったとは…。
自己の人格形成から、世界チャンピオン時の黄金期と引退後の芸能界での苦難の日々。
そして全てをかけて望んだ屈辱の衆院選。
あえてピエロを演じ、遮二無二生き抜き、その先に見出した彼の人生観。
栄光と挫折を文字通り体言した男の中の男が語る半生記。
是非一読をお勧めいたします。
追記:所々に挿入されている漢詩が、彼の人格を何より物語っているような気がしました。