Pocket Boy/ファンタジーゾーン
お店と武器のパワーアップは無いものの、がんばってファンタジーゾーンを再現していると思います。個人的に前線基地撃墜時の墜落演出や、ステージ2以降のボスを前線基地とザコを組み合わせて再現しているところに開発者の気合を感じました。
ただ、これだけの気合の入れ方をオリジナルのタイトルでやってほしかった気もします。
最近の電子ゲームは過去の名作を移植したものばかりで、昔の電子ゲームが主流だった時代に発売された。電子ゲームならではの楽しさが得られるようなゲームが、最近は作られていないのが残念です。
遊遊 セガメモリアルセレクション
本当はSG-1000版のフリッキーをレビューしたかったのですが、さすがに無いのでこちらでレビューさせていただきました。
ファミコンがこの世に現れたばかりの当時、任天堂以外にも、家庭用ゲーム機を出したメーカーはたくさんいました。
セガも例外ではなく、SG-1000というマシンを製造しておりました。
しかし、任天堂のファミコンよりもセガのSG−1000が性能的に劣っていると感じたのは、やはり
「画面のスクロール」でしょう。ザクソンや特にファミコンにもあるジッピーレースなどは比較にもならないくらい
スクロールの違いが目に見えていました。ファミコンの画面スクロールが高速で滑らかに動くのに対し、
SG-1000版はカックカクとぎこちない動きだったので当時のセガユーザーは複雑な気分だったのではないのでしょうか?それほどSG-1000はスクロールが苦手だったのです。(もちろんSG-1000以外でもMSXやぴゅう太などもスクロールは非常に苦手だった。逆に言えばファミコンが凄すぎた)
ところがSG−1000上でもファミコンも感心するほどの滑らかなスクロールを実現したゲームが出てきます。
それが「フリッキー」です。すずめを操作してひよこ(?)達をゴールまで導くと言うものです。
何よりも評価すべきは全体的に完成度が高いと言うことです。特に画面のスクロールは少なくとも当時の現行機の中では
これほど滑らかなスクロールはありません。(ファミコンでは当たり前のことですのでファミコンはココでは無視です)
フリッキーを楽しみたい方は是非SG−1000版をプレイしてみてください。
なかなかの完成度で感心するはずです。
フリッキーはSG−1000のキラーソフトです。
SEGA AGES 2500 シリーズ Vol.3 ファンタジーゾーン
これでセガサターンを持ってない人も家庭で遊べます!
…と思ったのですが、遊び馴れたアーケード版(サターン版も)とは全くの別物でした。
今この時代に、このゲームを買う新規の顧客はいません。
全員がアーケードでのプレイヤーだったか、もしくは当時は子供過ぎてプレーできず、
年上の人が遊んでいるのを横で見るしかできなかった『憧れ世代』かのどちらかです。
そこにこんな中途半端な『もどき』を出してどうするんでしょうか?
「いくら名作の移植ったって、イマドキ3Dじゃないと誰も見向きもしないよー」
と無責任に企画を指揮した「わかってない人」が目に浮かぶようです。
全く客層が違いますよね?
駄菓子屋に来てどれにしようか目を輝かせている子供と、
特定の味のうまい棒だけ箱で買いにくる大人くらいの差があります。
猫も杓子も3Dを礼賛してゲームが退化した時代の犠牲とも言えるのかもしれません。
長々と書いてきましたが要するに『サターンを捨てさせてくれ!』ということです。
セガ・ゲーム・ミュージック VOL.2
第1段のアウトランとは一転コミカルゲームサウンドのファンタジーゾーン。サウンドハード的には低い性能の作品ですがそれを全く感じさせない音作りには脱帽です。この後に続くFM音源ゲームミュージックのバイブル的作品になりました。ハングオンはまだサウンドハードの模索中なのかシンプルな音作り。カルテットはいかにもセガっぽいアメリカンロックがルーツなサウンド。実はエンデューロレーサーの音作りに次回作へのヒントがこっそり?(^^)
LEGEND 80’S SERIES セガ アーケード80’S VOL.1
全26曲となってますが、全50曲の誤りです。残りの24曲には、「ファンタジーゾーン2」の残りと、「忍」、「ソニックブーン」が入ってます。ソニックブーンは名作「SDI」と同じ作曲者の方で、必聴です。