『英國戀物語エマ』DVD BOX(初回限定生産)
DVD第一幕、第二幕と続けて一気にに見てしまいました。 展開が気になって…(まだ単行本は3巻までしか読んで無かったので) エマとウィリアムの想いが伝わって来て、いい年して涙ぐんでしまいました。
夜をあなたと・・・~Song For You~
実に良い。
Vo、G、Pが見事に調和して、良い世界を作っている。
こういう音を聞かせてくれるのは、非凡なアーティストの珠玉の仕事の結果だと思う。
次の作品も期待したい。
MANOR HOUSE(マナーハウス) 英國発 貴族とメイドの90日 【3枚組】 [DVD]
英国です。それ以外言いようがないDVDです。
100年前の貴族の暮らしを90日間、カメラが回っていないときも24時間やり通す。無茶苦茶な内容です。
応募してきた一般人が貴族のご主人様一家、執事、メイド頭、コック、下男等々に別れて生活します。
しつこいようですが100年前です。電気はありません。掃除はモップや雑巾です。
洗濯も手で洗います。料理も石炭などを燃やして作ります。
ご主人一家は慣れないお作法に四苦八苦です。
しかし、階下では召使い達がなれない仕事と自由時間がほとんどない生活、
そして、現代人には屈辱的とも思える扱いに、次第にキレ始めます。
偏屈なフランス人のコックに爆発寸前のメイド達。(メイドと言っても秋葉原ではありません)
銀食器を磨き、ものを運び、そしてクリスタルグラスを磨き、ご主人様にくっついていく、そんな繰り返しに「フットマン」たちもキレ始めます。
もちろん脱落者もでます。
その中で一人冷静な人がいます。初老でやせた「執事」。この人がすごい。英国人の「執事」はこうあるべきという姿を見せ付けます。
一体21世紀の人間かと思うほど、落ち着き、召使いたちを規律正しく動かし、お屋敷の中をまるで時計仕掛けのようにさばいていく姿は見ものです。
祖父が実際に執事だったそうですが、ものすごい姿勢です。この「エドガー執事」さんをみるだけでも、買う価値はあります。
英国人だなぁーというのが、見終わった私の感想です。こんなものは他の国では作れないでしょうし、つくったとしても話題にもならないでしょう。
さすが英国では、相当な話題になったようです。まあ、それにしても時代錯誤というか、頑固というか・・・「ジョン・ブル」とはよく言ったものです。
なお、これに出てくるお屋敷は正式には「カントリーハウス」です。「マナーハウス」と言うともっと小規模な木造の家になります。
日本で「カントリーハウス」というと、「ログハウス」を連想するので変えたのでしょうけれど。
シャーリー (Beam comix)
真面目にはたらくメイドの姿や、
働く中で起きる少し変わった出来事が描かれています。
全体的に落ち着いた雰囲気で、
少年漫画などで連載されるメイドの話と比べると、
過激な表現がまったくないので、
子供から大人まで幅広く楽しめるとおもいます。
森薫拾遺集 (ビームコミックス)
漫画に限らず、何かを表現しようとしたならば、
当然その対象を調べるものだと思いますが、
森薫先生はその力が常人をかけはなれた域にあるように思います。
これは森薫先生の作品を読まれた方ならばご理解いただけるかと。
この本は、珠玉の短編に加えて、
そんな森薫先生の「研究」の一部を覗き見ることができます。
コルセットと暖炉について6ページずつ描かれているのですが、
まさに「研究」と呼ぶにふさわしい内容。
どちらも、「こんな時代背景でこんな漫画を描きたい」という
レベルでは絶対に到達し得ないレベルです。
しかも、無理矢理6ページに収めたというのですから、
実際どこまで範囲を広げて調べていらっしゃるのか想像がつきません。
論文でも書くつもりなのかと思わされる程の印象を受けましたが、
論文にしろ、漫画にしろ本当に人を納得させるには
やはりこのレベルが必要なのだと思い知りました。
森薫先生の作品を読まれた方には間違いなくオススメです。
読まれた事がない方は、他の作品もあわせて読むことをオススメします。