Selector Dub Narcotic
ダブかポップか何だか分からないけど
今聞いておくべき曲が一杯入っています
なんだかつまらない日が続く人に聞いてもらいたいです。
本当にすごい良いですよ!!!!!!!!!!!!!
屍界〈Narcotic World〉 (R/EVOLUTION 9th Mission)
ついに、国粋主義者と多国籍が衝突する。
純血を守る者、多国籍の地位確立を企図する者、お互いの思惑が複雑に絡み合い事態は急速に変わっていく。
屍界の名にある様に、今回で多くの人物が退場していく。登場人物の思惟が、次々と悲劇を引き起こし終わりは見えない。
アクション要素は静かに抑えられているものの、急速な展開と各登場人物が終局へ向けて収斂していく様は面白い。
前巻(誘魔)が、2009年11月、今回は2011年7月。次回は「喪国」。ついに決着がつくのか。
NARCOTIC GUITAR
ボアダムスのベーシストとしても活動しているヒラがフロントマンを務める花電車の3rdアルバム。
非常階段のJOJO広重が社長のアルケミー・レコードからリリースされた1stと2ndでは、ブルー・チアやストゥージズを連想させるような最高のゴリゴリ轟音ロックンロールを聴かせていた花電車であるが、このアルバムでは全く別のバンドとして生まれ変わったと言っても過言ではないだろう。
まず、この作品の中では、ヒラのヴォーカルは聴くことはできない。全編がインストゥルメンタルで構成されている。
我々がサイケデリックな音楽を通じて夢見る天界の憧憬とは異なる、もうひとつの天界へといざなうかのようなトランシーなサウンドは、ひたすらに気持ちがいいだけではなく、何処か本当は感じてはならないような不穏な空気を漂わせている。
聴く者を誘惑する音像の霧の中に突如出現するギターの光は、「もう戻ってこれなくてもいい」とすら思わせるだけの危うい魔力に満ちている。
音楽に対する意識を美しく狂わせる、不吉な名盤である。