ミッドナイト・プラグレス・カフェ
このアルバムは他のアーティストのアルバムによく入っている
「バラードバージョン」とは一線を超える出来になっている
自らのセルフカバーには筋肉少女帯のではない曲も選曲されており
特に「花火」に到っては格段に素晴らしくアレンジされている
そして「プラグレス調」になったことにより
オーケンというアーティストの詩の完成度の高さが再確認されることだろう
それに加え他のアーティストのカヴァーの選曲のセンスもよく
思わず原曲のほうも聞いてみたくなるくらいだ
特に「BABYBABY」に到っては「こんなに素晴らしい曲があったのか」と思わず唸ってしまった
筋肉少女帯というハードメタル畑での活躍だけでなく
プラグレスにアニメの主題歌
今のオーケンは他の有名アーティストに引けをとらないくらい活動しているし
ライブも精力的にこなしている
その決して手を抜いてない多才さには脱帽させられるばかりだ
このアルバムを聞いて
大槻ケンヂというアーティストはもっと評価されるべきだと思うし
評価すべき存在だと思うのだった
大槻ケンヂと橘高文彦ライブ ザ・仲直り!~そしてその後の展開は?~筋肉少女帯 復活!? [DVD]
筋少の楽曲が多数プレイされていることも注目ですが、何と言っても最大の見所はファンならば誰もが胸を熱くするであろう「筋少復活宣言」です。これを見れば、再結成への期待がおのずと高まることでしょう。
また、キーボードが初期の筋少のサウンドの核だった三柴理氏なのも嬉しいところ。彼の美しいピアノのイントロから始まる「マタンゴ」は鳥肌モノです。
それにしても、オーケン、筋少の曲の歌詞をもう少し覚えてね(笑)。
心の折れたエンジェル
2009年から2011年までの「ぴあ」での連載をまとめたもの。
連載中に発表された音源や参加したロックフェスの裏話などファンとして楽しめる部分があるものの、収録されているエッセイ49本のうちの6本(『よしもとばなな先生はレーネンと共にM−1に出撃せよ!』、『リンカーン対チンギス・カンはガチだった?』、『空飛ぶ円盤水没せり!』、『フツーに本屋さんに麻原暗殺計画が置いてあった』、『UFOと交換されたビートルズのアルバムはなんだったんだろう?』、『オウム真理教と宇宙人(いいタイトルだなぁ)』)の内容のほとんどが読んだトンデモ本の紹介で占められており、人から本を勧められ、その当人から「ここが面白い!」と段落を指定されて読まされているような気分になりました。
それを除けば、著者の昔のエッセイや音源に普段から触れていて、著者のキャラクターを把握している人には楽しめる一冊になっていると思います。
サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法
ここのレビューを読んで、興味を持って買った。
大槻ケンヂがみずからの半生を振り返りながらながら、
就職しないでサブカルチャーで食べてゆくヒントについて語っている本。
いやあ、笑った。
確かに面白い。
勉強できない、運動できない、モテない、冴えない。表現だけはしたい。
大学にも全部落ちたからデザイン専門学校へ行ってみたけど長続きしない。
2浪してようやく下位の方の大学に入った後は留年。
そのうち、とうとうダメニート。
一方、中学で始めたバンドは、楽器ができないから灰皿や竹踏み健康器叩いて最初は「土人の音楽」。
ところが時代が変わり、インディーズブームに乗って当たる。
しかし、母親からは「デビューするなら演歌にしなさい」といわれ、
「プロミュージシャンという名のニート」生活を送り、
その子に逃げられるというのが女性との唯一のコミュニケーションという状態で、
抜擢された「オールナイトニッポン」では何を喋っていいかわからず叫んでいるだけで半年で首になる。
所属した事務所が潰れたことは合計4回。
有名になったらなったで、今度は知らない人から平気でひどいことをいわれたりする。
一方、映画から学んだ小説の書き方なんかはなかなか有意義。
曲先行で歌詞をつけるときは、まずタイトルを考えるといい。
事務所がつぶれるときの見極め方。
契約とか著作権とかも大事だよという苦労話。
そして、人気が下がると暇になって、そこに入り込んでくるワナへの注意。
で、結局、なんだかんだといっても、サブカルで食っていくというのはどうやらそんなに楽なことではなさそうだという当たり前のことが、よくわかるようになっている。
アングラがサブカルになった経緯や、日本のサブカルの変遷についても触れられている。
巻末の宇多丸との対談も面白い。
Star Mine Gig スマガ ミニアルバム
スマガメインヒロイン3人のイメージソングがフルVerで収録されています。
他のボーカル曲は全て途中までしか収録されていません。
別に発売されているサウンドトラックの方にフルVerが収録されています。
個人的にミラのテーマ曲「イデアリズム」がお気に入りです。
聞いているだけで、空から大気圏を突き破って宇宙まで飛んでいける気分になれます。
買って聞いて、もっかいスマガ最初からやってみる気になりました。