ずっとここから
川上ジュリア本人が“熱闘!高校野球マネージャー”を務めた、2011年のABC朝日放送系列・夏の甲子園統一テーマソングです。
そういった事もあってか、この曲は目線的には野球部の女子マネージャーか、あるいは高校球児の彼女。
もしくは球児に片思いしていたり、そこまではいかないけども、でも一人の球児をこの先もずっと応援していたいという子の気持ちを歌っている…といった感じでしょうか。
悪くはないと思います。
むしろ過去の甲子園統一テーマソングを見ても、こういった目線の曲はそう多くありませんから、新鮮味を感じて私は好きです。
それに女子マネや彼女目線だけではなく、これまでずっと甲子園を目指してきた彼ら球児達を
影で支えた父兄の方々も同じ気持ちで見守っているという事もトータルして考えると…
もう野球を愛するすべての人にその気持ちが通じた事が詰まった曲に、仕上がっていると思います。
カップリングの「君よ八月に熱くなれ」も、いい感じです。
原曲は高岡健二で、西浦達雄、夏川りみなどそうそうたる面々がカバーしていますが、川上ジュリア版もなかなか味がありますね。
もう一つカップリングの「キミといた証」は、映画『魔法少女を忘れない』の主題歌。
これまでJURIAN BEAT CRISIS名義で聴き慣れてきたファンにとっては、馴染みのあるサウンドとなっている感じでしょうか。
映画の方は…レビュー当人が住む地域では上映がなかったせいか正直わかりませんでしたが、DVDレンタルされましたら借りて見てみようかと思います。
高校野球マネージャー就任以降、2ちゃんや公式MVがアップされているYouTubeのコメント、さらには本人のブログのコメント等にまで結構叩かれていますが、
「コイツらちゃんとわかって発言しているのか?」というのが、レビュー当人の本音です。
確かに過去の甲子園統一テーマソングを聴けば、その年それぞれの夏が彩られていてます。
今年2011年の川上ジュリアも、それは同じ事。
目を閉じて「ずっとここから」を聴けば、そこに浮かぶ情景は…
歓喜でマウンドに集まる西東京・日大三高ナインの姿と、
東日本大震災の被害に負けずに最後の最後まで力を尽くした、青森・光星学院ナイン。
この一瞬一瞬に湧き上がる、甲子園球場のスタンドのお客さん。
…ほら、ちゃんと2011年の夏が彩られていますでしょ?
そんな悪評にも負けずに頑張ってほしいと願っているのが、
デビュー以降からのJURI☆BEファンと、「ずっとここから」をきっかけになった新規のファンです。
今後は『川上ジュリア』としていくのか、それともこれまでの『JURIAN BEAT CRISIS』の名義を続けていくかはわかりませんが…
高校球児同様、未来ある彼女のこれからの活躍を、私は期待しています!
熱闘甲子園のうた~夏の高校野球応援ソング
2000年くらいからのテーマソング集ですね。
ただ、西浦さんのやさしさに変わるまでを入れるなら、そうだろうと迷わずにも入れて欲しかった。
近畿地方以外では馴染みがないかもしれませんが、高校野球中継の歌といえば西浦さんです。
あと、夏川りみの君よ8月に熱くなれ、我那覇美奈の8月の風、馬場俊英のスタートラインなど
挿入歌やエンディングテーマも入れてほしかった。
最近の熱闘はつまらなくなった気がしますが、2000年代前半の熱闘はよかったし、
これらの歌を聴くだけで熱くなります。