護くんに女神の祝福を! ビアトリス・5 メガデレ・エモ~ション【初回限定生産】 [DVD]
まず、真っ先に述べるべきポイントとして、作品のそもそも主題であるべきはずの「ビアトリス」の説明をほとんど入れていない。
そして、入学式当日、何の説明もなしにいきなり告白する主人公。
これらの事から容易に推察できるポイントとして
「ストーリー、設定?そんな物は飾りですよ。偉い人には分からんのですよ」
と、いう路線だと思われます。
この手の作品は過去に何度か作られている訳ですが、名作になるか駄作になるかを分けるポイントはそのただひたすらに楽しむべきシチュエーションを明確に推し出せるか否か。
この作品に至ってはツンデレ要素がその推しだすポイントですが、私がこの作品に対して極めて高く評価させてもらいたい理由はそれが出来ているから。
公式サイトによると「メガデレ」と呼んでいるらしいですが、ツンデレという物を大変によく研究されているというか、分かっている。
ツンデレ作品はそれこそ、星の数ほど製作されているのですが、その要素そのものを最も理解し、表現する事が出来ているのはこの作品だと思っています。
製作がZEXCSの川崎逸朗班、まぁ、通称「Canvas2」製作班ですが、この手の作品を作るのに大変に慣れているのを実に良く感じる事が出来ました。
吉田玲子さんを押さえられなかったのは残念ですが、原作がライトノベルで大筋は出来上がっていますし、上記理由からそんな有名脚本家を起用する必要もなく、培った技術を見事に開花させている。
少なくとも、私個人はそう思いました。
これでいいのか川崎市 (日本の特別地域特別編集)
全体的には楽しく読めた。ただサブタイトルにある『東西冷戦激化中』というのは、ジモティ的にはしっくり来ない。イメージとして川崎市は『南北に長い街』なので、多摩区や麻生区は地理的には『西部』に相当するのだが、川崎市民的には(あそこは『北部川崎』)という認識が一般的だ。麻生区の住民は事実上川崎区の意向は考慮していないし、逆に川崎駅前で多摩・麻生区についてアンケートを取って見ても関心が極端に低いのは事実であろう。何せ戦時中は川崎区の学童が麻生区へ疎開していたのだから、その秘境レベルは容易に想像出来る筈だ。川崎市とは言うものの、実は全く異なる地域や文化が無理矢理融合している所が面白いのだと思う。唯一の共通事項は、多摩川と二ヶ領用水くらいだし。そういう点では、広く浅く面白く読める本だと思う。欲を言えば、もっとディープな事柄(例えば日本初のバキュームカー開発市だった事や、実は市内にも原子力施設がある等)に触れて貰えると読み応えがあったのだが。その点だけ残念無念。
君がくれた場所
本当に美しい歌声の持ち主です!今回のアルバム『君がくれた場所』も魅力がぎっしり詰まった一枚になっていると思います。「陽だまりカレンダー」と「強くなるから」は、切ないのに前向きな歌声でついつい聴きこんでしまいました。これからが楽しみなシンガーソングライターです。