現代語古事記: 決定版
漢字が多いから、一つ一つ読んでいると嫌になるが、筆者が書いているように、難解な人名を読み飛ばしていくと、エロティックなシーンや残酷シーン、大便シーンなどおかしな記述も多くて面白い。現存する地名が古事記の内容と関連していることが説明してあり勉強になった。結構楽しい。
怨霊になった天皇
【怨霊になった天皇】凄味のある書名。
崇徳天皇にまつわる話は、その「念」に絡みとられそうになる。
この本を読んで、「国体」の崇高性、有難味を強く感じたのと
最終章で書かれていた日本は、「許す文化」=「和」の文化へと導かれるくだりは
「なるほど」と思わせる。