天使のプレゼント―マール王国物語 (電撃ゲーム文庫)
なんだか、この小説は「天使のプレゼント」と言うより「リトルプリンセス」に近かったです。内容の紹介に「キャラクター総出演」とありましたが、マージョリー一家とアクージョ一家が出てこないし、シェリーの存在は薄すぎ。挿絵が野村良治さんじゃなかったのも残念でした。あと表紙のイラストがちょっと・・・。買うのに少し抵抗がありました。でもケイエスエス版の小説には無かったシーンがあったり、クレアの視点でストーリーが読めたのは面白かったです。リトルプリンセスの外伝ストーリーを楽しみたい人向けですね。でもこの本、かなり入手困難だったんですね。メディアワークスの本はすぐ絶版になりすぎ。
マール王国の人形姫〈下巻〉 (ケイエスエスノベルズ)
マール王国の人形姫、小説下巻です。
しかし、ただのノベライズではありません。
相当大胆にアレンジされていて、なかなかいい感じです。
どんな風にアレンジされたのかは、是非ご自身の目で確かめてみて下さい!
それに、ゲーム中には無かったイラストも沢山載ってます。
そのどれもがとても魅力的なんです!
このイラストは病み付きになるかも!?
さすが、良治氏!
ファンなら買って損する事はありません!
一度逃すと入手は困難を極めるので、買うなら今ですよ!
天使のプレゼントマール王国物語 限定版
物語はシリーズを知っていれば感慨深く、また知らなくても充分楽しめます
章で分かれていて、章毎にキャラが代わり、完結します
懐かしの少女コルネット&クルルコンビも復活!
全章クリア後、揃い踏みで最終章、全クリアで全章Lvを引き継いで再プレイ可
いつも通りギャグベースですが、根底には愛情があり、涙あり笑いありの心温まる物語
どちらかと言うと、女性向きなのかな
戦闘は、お手軽且つ派手
リーダー+三人の一列を四つ揃えたのが最大PT(4*4で16人PT)で、
登場人物や人形以外にモンスターも使え、それぞれに相性があり能力が増減します
コルネット&クルルでナニワブレイク等、特定の組み合わせの楽しみもあり
それぞれのリーダー以外は、基本的に作戦を選んでのオートで手間要らず
また人形が参加するとゲージ貯まり、独自の技も出せまし、スキルは豊富
前代未聞であろうタライやヤカンを頭上に落とす技など、お笑いスキルもありw
仲間モンスターは合体やリリースが自由で、
最大保持数が70以上とボリュームがあり、殆どのモンスターを仲間に出来る
また、随所にある女神像で無尽蔵に回復出来るので、楽しく派手な戦闘です
グラフィックは、メーカー独特の温かみのあるアニメ調で、何と言っても動きが素晴らしい
音楽も よく合ってるし、シリーズ独特のミュージカルシーンも健在
戦闘、イベント共によく喋り、こんなにキャラが立っているのは無いんじゃないかな
物語も戦闘もサクサク進みますし、移動等も気持ちよく動きます
限定版のおまけは設定資料集と音楽CDで、特に資料集はファンには堪らない
難易度は低いですが、やり込みの要素やお手軽さ、物語やシステムのバランスが良い
これでシリーズ終了なのが本当に残念
シリーズ未体験の方は、是非一度プレイするのを お勧めします
ただし、シリアスでシビアなものが好みの方には合わないかも知れませんので注意
天使のプレゼント マール王国物語
まずこの作品の良いと思ったところで一番はなんと言っても味方16人編成にて同時に戦闘に参加させられることです。
仲間になるキャラ達は皆魅力的ですが、さらに敵モンスターも戦いで改心させられれば仲間になってくれるので、各章でまずよりすぐりのメンバーを揃えていくのが楽しかった。
他の意見として戦闘4人のキャラは行動を命令できるが、その後ろの列のキャラ達には命令を送れないのが良くないとされていますが、そんな考えなくてもオート戦闘にしても平気なレベルです。
ストーリーはPSなどで出ている関連作品を遊ばないとちょっと話がわからない部分も出てくると思いますが、それらをやってないと理解できないレベルというわけでもないのでそれ程問題でも無いかと思います、がやはりPS版をやっておくとより感情移入できるのではないかなと。
個人的に心に残ったのは第5章の幼少期のシェリーのお話でとても悲しく切ないです、他の祖先の話とは打って変わって暗めなお話ですが一番話の中心でもあり、感動もひとしお。
OPで流れる歌もすごく素敵で歌詞がまた切ない。
キャラや世界感、ゲームレベル等を考えると女性受けする作品だと思いますが、純粋に物語として触れていくのに男女も関係ないですね、本当に道徳心が豊かになる名作。
悪い所は全6章に分かれているため各章の話が短い、これなら一つの話で長く構成してもらいたかったな・・・ さらに1〜6章は話が繋がってるわけではなく、1・2の主人公サイドやダークサイドとオムニバスなので気持の切り替えをしないといけないところ。
アイテムの持ち越しが出来ない、仲間にしたモンスターの名前が自動で決まるのですが、そのネーミングセンスが悪い。
最終ダンジョンはボーナス的な意味合いが強いのですが、洞窟の中でもう少し開放感のあるダンジョンにしてほしかった。
最後に敵キャラが色違いが多すぎでレパートリーが少ないのも気になりますね。
天使のプレゼント~マール王国物語~
ゲーム中の曲が全て収録されているわけではないのですが、印象に残る曲が多く入っています。例えば、ミュージカル曲ではオープニングを飾る「女は行動力」や、マージョリー一家のかけあいが楽しい「サバト」などがあります。また、「全曲新たにレコーディングした」というキャッチコピーの通り、音質がとても良いです。曲もアレンジされていて、特に「オレンジ村」の曲がしんみりきます。個人的に星4つにしたのは通常の戦闘の音楽が収録されていなかったからです。