俳風三麗花 (文春文庫)
小説を読む醍醐味の一つは知らない世界を知るということである。
実は俳句の世界というものは全くの門外漢である。
句会というものがどのように行われているかも知らなかった。
その意味でこの小説を通じて見た俳句の世界はとても興味深い。
もっとも昭和7年8年がこの小説の時代であるので、現在も俳句の世界はいささか違うのかもしれない。
さてこの連続短編の小説は三人の女性がそれぞれの話の主人公となって展開する。
昭和初期の女性とはかくもこの様なものかといささか羨ましく思ってみたりする。
その時代がいいなんていうのは私のドグマであろうか。
ミラーマンVOL.10<完>【DVD】
どうしても気になってしまう「ボーナスディスク」。中でも「ラッシュフィルム集」という項目につられて購入(個人的には「ミラーファイト」も「ぶらり〜」もまったく眼中になし)。尺はなんと15分に及ぶ!おそらくすべて本編で採用された特撮シーンだと思いますが、ラッシュフィルムの荒れた質感が人の手を感じさせてくれてなんともいえない感慨にふけらせていただきました。合成前の素材も少し含まれています。NG集ではないうえ、もちろん無音です。好みにもよりますが、最終回へ向けたドラマとともにこのラッシュフィルム集目当てでの購入はアリだと思いますがいかがでしょうか?
星河万山霊草紙(2) <完> (KCx(ITAN))
鈴木さんの漫画はどれも暖かくて丁寧で、やわらかい雰囲気があって大好きです。
このお話もやさしく暖かい気持ちで読み終えられました。
ただこの巻は少しだけ、畳み掛けるように話が進んでしまったような印象を受けました。
一歩とほおずきの関係、一歩と天馬の関係、ほか星河の皆など、
鈴木さんだったらもっとじっくり描けたんじゃないかなあと、ちょっともったいない気持ちです。(わたしがこの話をもっと読みたかったというだけかもしれませんがw)