Constantine: The Hellblazer Collection (John Constantine, Hellblazer)
映画『コンスタンティン』は、元々アメコミの『ヘルブレイザー(Hellblazer)』が原作です。
主人公の名前は同じ、ジョン・コンスタンティンですが、ヘルブレイザーでのコンスタンティンは
金髪でピンストライプのスーツ、茶色のトレンチコートを着て、彼女が複数おり、彼氏も複数いる…という人で
ストイックな印象の、映画版のコンスタンティンとはちょっとキャラが違います。
映画版のコンスタンティンを、ヘルブレイザーの人たちがコミカライズしたものが、これです。
なので、表紙は写真っぽく見えますが、中身はアメコミです。
映画に登場したキャラクターがコミックに出演しているので、違いを比べると面白いと思います。
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キアヌ・リーブスは、やはり、なにか特別なものを持っているのではないだろうか。
演技を離れたときの彼は、およそカリスマ性とは縁遠い存在らしく、
さえない振る舞いをよくパパラッチされている。
映画に関するインタビュー中にぼぉーとしていて、
同席していた共演者にさとされ、われにかえったり、なんてことも、
記憶に残っている。
そんな、普段はダメダメ(?)なキアヌだが、
この映画の中では、何かが憑いているかのような迫力だ。
悪魔払い役が、何かが憑いてるというのもヘンな表現だが、
緊迫した、オーバーアクション気味の立ち居振舞いがハマる。
ゴシックホラー的な怪しいアイテムを携えての悪魔との攻防。
片時もはなさないタバコとジッポのあつかい。
――床の血だまりでタバコの火をもみ消すところとか実にカッコよかった。
「地獄」の映像化もグロテスクでよい。
顔が半壊したザコ悪魔がうようよしていて、
ハイエナのようにまとわりついてきてゾッとする。
個人的な収穫のひとつは
天使ガブリエル役の女優ティルダ・スィントン。
端整な顔立ちで、パッチリとした黒い瞳なのだが
どことなくまなざしが無機的で、この役によくハマっている。
調べてみると―――「ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女」の
白の女王役に抜擢されていたのですね。
ダークなこの作品の世界観にノれるかノれないか。
人によって好き嫌いは大きく分かれると思う。
キアヌが気に入らない人には、
彼の大仰な動作も、こっけいにしかうつらないかもしれない。
しかし自分とっては何度も観てみたい映画だった。
超字幕/トランスフォーマー (USBメモリ版)
使えるようであれば何本か購入しようと思い試し買いしました。
もっとも期待していた、単語にカーソルを合わせると意味を表示する機能ですが、
複数形や、過去形など活用形の単語は、全て、該当なしの表示に。
結局、文全体の意味から推測するか、辞書を引くしかない状態に、
起動後1分で追い込まれます。
画面右に出ている台詞も、物語の進行に合わせてスクロールするので、私には早すぎて読めません。
かなり工夫して使えば、それなりに使えるのかもしれませんが、もう勘弁。
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最近観た映画では間違いなくNO1です。CGを駆使した映像美。地獄の描写といい、登場する天使・悪魔たちといいホントに細部まできめ細につくられておりリアルそのもの。また、間の取り方が絶妙で、ホラーをうたった映画よりもドキドキするはず。ストーリーもきわめてシンプルで、頭で考えず、素直にみて楽しめる映画です。キアヌリーブスは主人公のキャラに本当にマッチしてて、マトリックスを超えていると私は思います。本当にいろんな部分に手が込んでいて、あっという間に観終えたというのが感想です。うん、いい映画ですね。
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ノベライズは翻訳の文章が「これはちょっと・・」というものが時々ありますが、これは心配ご無用です。
コンスタンティンの心情や、
映画で分からなかった部分も少し分かります。
あとはキアヌコンスタンティンは少し浮世離れしたような感じですが、
ノベライズコンスタンティンは映画版より少し男らしいというか、
ハードボイルドなテイストがあるように思いました。
映画を気に入った人にはおすすめです。